写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

21  2日目午後 ソウル東大門の焼き魚横丁で4年ぶりに焼き魚定食を食べたのですが…(2023年8月1日)

    ソウル東大門地区をさまよっていましたが、もう3時頃です。昼食を取り損なっています。まあ昼は混んでいるのでこれぐらいの時間でもいいのですが。さっき行った焼き魚横丁へ再度行ってみます。この時間なら混んでいないでしょう。

 

 このあたりには3つ名物があって、ひとつは入り口付近に並んでいる焼き魚屋、そしてタッカンマリという鶏一匹を煮たもの。そして補身湯、つまり犬鍋です。タッカンマリが一番有名で、一番の有名店は昼時には列をついていました。混んでいるし、鶏一匹は一人で食べ切れるか怪しいのでこれはパス。残りは焼き魚か犬鍋です。

 

 4年前の訪韓時は、ここで焼き魚を食べて、おいしかったという印象がありましたが、4年前と同じものを食べるのもどうかなあ、と思いますし、犬鍋は韓国独特ですが未食です。ですが暑いし、やはり犬鍋を食べる勇気がありません。犬鍋屋は店頭で呼び込みをしませんが、焼き魚屋は呼び込みがあります。ということで、4~5軒並んでいるうち、奥側にある「三千浦チプ(屋)」という焼き魚店に入りました。

 

 入ってみると、各種焼き魚定食があるのですが、ハングル表記なので魚の名前がわかりません。4年前とは違った店でしたが、せっかくですから比較のため、4年前と同じ「さわら」を食べようと思います。「さわら」は삼치というようです。前回は店員が日本語で魚の名前を言ってくれたのですが、今回は言ってくれませんでした。日本語のついた値段表を見ると8000ウォンを消して12000ウォンになっています。ちなみに갈치が太刀魚とのこと。

 

 これ、別に外国人観光客価格ではなく、ハングル書きの壁の値札もそうなっています。4年前の記事を見るとやはり8000ウォンでした。ここ数年で実に1.5倍の値段になっています。円安を抜きにしても、韓国の物価は急激に上がっているのでしょう。これに円安が加わっているのですから、日本人にとっては1.6~1.7倍ぐらいになっているわけです。

 

 焼き魚定食に1300円かあ、と思うと結構高いですね。でも、ここの魚は鉄板で炭火焼きをしているようです。港町の釜山ならともかく、4年前に続き、ソウルに来てまで2度も焼き魚定食を食べるのもどうかと思いましたが、日本でも案外手軽においしい焼き魚定食を食べさせる店は少ないように思います。

 

 しばらく待っていると、料理が出てきたのですが、熱くておまけにカレイの焼き魚もついていて、かなりおいしいです。特に皮がよく焼けていておいしい。ご飯と味噌汁、それに韓国の食堂でおなじみのキムチや何種類かの前菜的な小皿料理も添えてあります。

 

 小汚い店ですが、うまいけど高い、という印象でした。前回はわさびが添えてあって面食らいましたが、今回は添えてありませんでした。