写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

11  釜山駅と草梁市場(2001年1月4日)

 さて、釜山港に着いた後、また中央洞駅まで歩いて地下鉄に乗ります。地下鉄の切符を買うため、この前と同じく両替の代わりに売店でのど飴を買い、1000ウォン札を出したら、1500ウォンもして失敗。電車に乗ってすぐ釜山駅。早速時刻表を買います。昨年のとほとんど変わりないようでした。

 

 釜山駅のセマウル号窓口でコリアレールパスと引き替え。旅行は4日間の予定ですから3日分のパスを今日から使おうか明日からにしようか迷ったのですが、何となくこの日から使うことにしてしまいました。さて、どこに行くか。実は事前に韓国時刻表の最新号が手に入らないこともあり、全く白紙状態。とりあえず、常識的にセマウル号でソウルに行くことにしてしまいました。これではこの前と旅程が同じですが仕方ありません。

 

 すぐ発車する次のセマウル(13時か14時ぐらいの)に乗ろうと思ったら、満席でだめとのこと。で、15:00発のセマウルに乗ることになりました。待ち時間がありますので駅周辺をウロウロ。地下街で食事をしようと思ったのですが、昼どきの上に釜山の地下街の食堂は小汚い店が多く、日本の地下街の食堂とはずいぶん違います。結局、コリアレールパスの案内に釜山駅のグリルでパスを提示すると割引、と書いてあったので、そこに行きました。

 

 前日調子が悪く、船の揺れもあったので刺激の強そうな韓国料理は避け、トンカツ定食にしました。ボーイの男の子は下手ながら日本語で給仕しようとします。8000ウォンだか9000ウォンだかしたので韓国の物価水準からしたら高いのでしょうが、私の好きな昔風の洋食の味で、なかなかでした。

 

 食後にコーヒーを持ってきましたが、韓国のコーヒーはやたらに薄いのです。でも私は濃いコーヒーに弱いので、この方がいいです。ということで満足しましたが、支払いの時、パスを見せても反応しないので、「ディスカウントプリーズ」と英語でいったら、レジの人は上役をよんでごそごそ話をしたあと、上役らしき人が「カードでないと割引にならない」というようなことをいったのでがっかりでした。

 

 デパートでも行こうかと思い、一番近いデパートを駅前の案内所で聞いたら、地下鉄に乗って・・・という話だったので断念。駅前から正面の路地に入って適当に歩いていると、突然野菜や魚を道路上で売っている露天市場に出くわし、これは何とも風情があって面白い光景でした。特に魚の屋台が多いのが釜山らしいです。草梁市場というそうで、大都市の駅のすぐそこにこんな野趣あふれる在来市場を発見し、これだから韓国は面白い、と思ってしまいました。