写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

12  ガキとセマウル号(2001年1月4日) 

 15:00釜山駅発セマウル号発車。実は窓際の席だったのですが、指定席だと思って荷物をおいた後、売店に新聞を買いに行ったのが失敗。その間にガキの女の子が私の席に座ってしまったのです。母親と子供3人連れで、一人が私の席の横にあたっていたようなのですが、勝手に窓側に座り込んでしまったのです。とまどってしまいましたが、韓国人のガキ相手に席どけろというわけにもいかず、仕方なく通路側に座ると、母親らしき人が事情を察したらしく「ありがとう」といってきました。

 

 今回は私の好きな川の流れる景色とは反対側の窓で、しかも通路側、しばらくして夕方になり景色も見えなくなってうらぶれた感じになります。反対側の席も親子連れで、韓国はやはり日本よりガキ密度が高いです。途中、私の隣のガキのもう一人の子が勝手にどこかへ行ってしまい、なかなか戻ってこないのでハラハラ。他のガキもウロウロするので、駅で勝手に降りてしまわないかと余計な心配していました。

 

 感心したのは、この後もそうですが、女性乗務員がうるさいガキを「シーッ」と注意していたこと。ああいう光景日本では見かけませんね。あの乗務員、検札するでもなく、やたら丁寧にお辞儀をして車両を行き来するだけで何の意味があるのかと思いましたが、こういう役割があるのですかね。

 

 夜の列車のせいか、ソウル駅の手前の永登浦駅(まあ、たとえると大阪駅に対する新大阪駅のような存在)でガキ親子も含めかなり降り、ソウル着19:25。宿を探すのも面倒なので、地下鉄鍾閣駅まで行き、この前泊まった旅館に泊まります。料金はこの前と一緒。4万ウォン。

 

 フロントの男性の横の女性が「3万何百ウォンどうのこうの」とかごそごそ男性に言っていたので、はじめわざと3万ウォン出したら、「4万ウォン」と強く言われました。オンドル部屋ながら、今度はベッドつきでした。オンドルは気のせいかこの前ほど暖かくないような気がしました。あるいは厳寒だったせいかもしれません。前回ここのテレビの映りが悪く不満でしたが、ケーブルテレビが入ったらしく、改善していました。その割には画質が悪かったですが。

 

 夜遅くなったので近くの民俗料理店で「山菜ビビンバ」を食べ、コンビニお菓子コーヒー牛乳を買って食べ、寝ました。