写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

64  7日目午後 指宿のたまて箱号(2024年8月16日)

 13時27分枕崎発の列車で引き返します。帰りも同じ路線で、海側の席に座りましたから、景色はさほど変わりません。時々木や竹の枝が列車に当たります。少し開けたところにヤシ科の植物が並んで植えられており、この木は一体何という名前なのだろうか、と調べてみたくなって、スマホをかざしてみますが、やはり列車の窓越しからではうまくいかず、失敗に終わりました。

 

 西大山駅大量の乗車があり、車内は暑くなります。自分の4人がけボックス席も韓国人3人客が座ります。車内放送で、高温でレールが歪むので次に乗る特急になる列車は速度を落として運転しているとの情報がありました。

 

 14時52分揖宿着。こんどは指宿15時7分発の指宿のたまて箱6号」という観光用の特急列車に乗ります。2号車8番C席で特急料金は1980円でした。3分遅れで出発。

 

 特急といっても一般型気動車の改造車です。C席は通路側です。といっても進行方向横向きで窓から海が見られるようになっている仕様ですから、まあまあの席です。海側の窓に面したいい席は切符を買うときに埋まっていたのでした。C席でも眺めは配慮されているのですが、やはり見にくいと言えば見にくいです。特急料金を払ってまで乗ってみる価値があったかなあ、と思います。列車の車端の窓側に「フリーシート」があり、座ってみましたが、長時間の占有を避けるためか木製の座りにくい椅子で、すぐ戻ってしまいます。

 

 まあ、慣れてしまえば意外と窓外を見られるし、次善の策としてよかった、と思うことにします。隣の席のおじさんは山側の窓側で、つまらなそうにしています。

 

 乗務員による乗車記念の写真サービスもありましたが、自分の写真など撮りたくありませんのでスルーします。鹿児島に近づいてきて、桜島が見えるはずですが、晴れているのになぜか霞んでいます。

 

 なぜか最後に乗客のメッセージが紹介されました。そのなかに稚内から枕崎まで日本縦断したという人がいました。私も北海道から来たのでしたが、上には上がいるものだと思います。

 

 16時着のところ、3分遅れで鹿児島中央駅に到着。