写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

51  地元で中国人観光客にバス停がどこにあるか、を聞かれたのですが… 

 3月の初めのことですが、私の住んでいる街の駅前を歩いていたら、突然、中国人のカップ(台湾っぽい感じがしましたが…)に道を聞かれました。どうもスキー場へ行くバスのバス停が見当たらず困っているようでした。

 

 そういう様子はわかったのですが、英語で会話するというのは私には難しいものです。ということで、説明できません

 

 ですが、海外旅行をしたときの経験から、スマホの「翻訳機能」を使えばいい、ということを思いつきます。そこで「Translation」といってみると、スマホの翻訳機能を使って聞いてきました。やはりスキー場に行くバスが出発するバス停がわからず、困っているようです。

 

 そこまでは理解できたのですが、もうひとつ、問題だったのは、私自身がスキーをしないので、スキー場に行くバスがどこから出るのか知らなかったのです。私が利用する駅前のバス停は2つだけで、普段はそこしか気にとめていなかったですが、そこからスキー場に行くバスが出ていた覚えはありません。

 

 ということで、そこから見えていた2つのバス停しか知らない、と答えると、中国人カップルは去って行きました。

 

 ところがしばらく歩いて行くと、いつものバス停から少し離れたところに、3つめのバス停があることに気づきました。普段利用しないので気づかなかったのですね。そこに行ってみると、やはりスキー場行きバスはそのバス停から出ていました。

 

 ということで、中国人カップルを見つけ、ここだ、という風に示したのですが、カップルはすでに誰かに聞いたか調べたかして、そのバス停から出ることをわかっていたらしく、余計なお世話だったかな、と思って帰ってきました。

 

 海外の人に道を聞かれたとき、言葉の壁にまず焦るのですが、それに加えて、地元民でも知らないことを聞かれるともっと困るわけです。実際問題、地元民でスキー場に行くような元気のある人は自家用車で行くでしょうし、私のようにバスを利用して生活している人はスキー場なんか行かないでしょう。バスでスキー場に行くのは、観光客と学生ぐらいのものだと思われます。

 

 と考えると、地元民でスキー場に行くバスの乗り場を知っている人はかなり少ないのではないか、と思われます。

 

 うまく案内できなかったのでへこみましたが、よく考えると、日本人相手でもきちんと案内できる地元民は多くないのだろうな、と思って自分を納得させることにしました。