写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

10 九州行き感想<その2>(1999年3~4月)

 1999年九州旅行の所感の続きです。21年前に書いた感想を残しておいたものをもとに掲載しているので、「これは何なんだ」と思われているでしょうね。すいません。

 

 「つばめ」(当時の在来線特急)について

 つばめはビジネス特急の側面が強いと感じました。種村直樹氏はこの車両を絶賛していましたが、ビュッフェが付いているというのを除けばそんなにいいかなあ、という感じです。

 (追記)種村直樹氏も亡くなってしまいました。

 

 鹿児島の駅について

 鹿児島の駅についてですが、鹿児島本線は鹿児島駅までですが、西鹿児島(当時)の方が市街中心地に近いという事情で西鹿児島がターミナルになったようです。しかし相対的に西鹿児島が近いというだけで、中心地まではどちらも若干距離があるため、改称するまでに至っていないようです。九州には、博多駅とか、小倉駅とか、市名とターミナルの駅名が違っている例がいくつかあります。

 (追記)九州新幹線開業で西鹿児島は「鹿児島中央」になりましたね。

 

 長崎観光と「皿うどん」について 

 観光地というのは往々にして団体客の中に紛れたり所在がなかったりして一人旅では居心地の悪い思いをすることが多いですが、長崎の観光地ではそういう思いをせずにすみました。「皿うどん」ですが、チャンポンと並ぶ長崎独特の中華料理です。中華の細麺を揚げて肉や野菜などの具の入ったあんかけをかけて食べるものです。あんをかけるとふやけるので、その柔らかい食感とあんがかかっていないパリパリの部分の食感を両方楽しめます。好みは分かれるでしょうが私は大好きなのです。

 

   特急「みどり」「きりしま」「シーボルト」「かもめ」について 

 「みどり」は名前と異なり、赤い電車でした。内装はシートを交換している程度でオンボロです。JR九州の485系は本当にボロかったです。併結の「ハウステンボス」はもう少し手を加えているようでしたが。西鹿児島~宮崎間の「きりしま」に使われている485系は緑に塗ってあって、「みどり」が赤いのには矛盾を感じました。

 

 「シーボルト」は99年3月改正で登場したばかりの特急でした。長崎~佐世保間はそこそこ需要があるのではないでしょうか?色はオランダ国旗にちなんであるそうで赤・白・青に塗り分けています。

 (追記)予想に反してすぐ廃止されてしまいました。

 

 「かもめ」の783系は銀色の車体です。ソニックやつばめが出来たので陰にかくれて目立った特徴はありませんが、乗車口が中央一カ所で一両が721系のように2つの部屋に分かれているところが変わっています。

 

 (追記)今や九州新幹線が全通して、九州の状況も大きく変わっていることでしょう。また行きたいですが、当面機会がないようです。

 

 周遊きっぷ」について

 周遊券が廃止されてできた、「周遊きっぷ」でしたが、使い勝手が悪くなっていました。JR北海道や東日本では割と使い勝手のいいフリーきっぷが出ているので矛盾を感じました。東日本の車両(特に普通用)は感心しないものが多いですが、切符の企画はなかなかいいものが多かったです。西日本・東海・九州も見習ってほしいものです。

 (追記)結局この「周遊きっぷ」その後なくなりましたね。

 

 SL「あそBOY」について

 「あそBOY」の8620は色が変わっていて興ざめでした。全体的にウエスタンムードを出そうという趣向のようです。豊肥線よりも肥薩線にC55あたりを復活して走らせた方が渋好みの人には受けるかも知れません。沿線には何台か保存されていたようでした。