写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

01 旅行貯金 中央郵便局にこだわる<その1>(1999年4月)

   昨日まで連載した、1999年九州旅行の数年前(1996年)ごろから旅行貯金にはまっていました。当時すでに通常貯金の場合、「主務者印」が省略されるようになっており、やむを得ず、定額貯金で1万円ずつ貯金するようにしていました。当時、これなら何も言わなくても「主務者印」を押してくれていました。その様子を、これまで書いた旅行記から抜粋して補足を加え、まとめておきます。

 

 1局目 鹿児島中央郵便局(1999年<平成11年>3月31日)

  福岡の実家近くの郵便局で貯金したあと、ちょうど西鹿児島駅前(当時)の鹿児島中央郵便局通帳が切り替えとなりました。鹿児島の局員は口調は丁寧でしたが、肝心のハンコをきちんと押してくれませんでした。まあ「鹿児島中央」の文字は見えるからいいや、と思ってそのままにしておきました。なお、局員は中年男性でした。

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 2局目 大分中央郵便局(1999年<平成11年>4月1日)

 大分でも、駅に一番近い大分中央郵便局へ30分の待ち時間を利用して大急ぎで行きましたが、地図で確認したつもりだったのに位置がわからず、まごつきました。でもなんとか見つけだし、行ったら空いていたのですぐ手続きしてくれ、ハンコもきちんと押してくれたので満足でした。こちらも局員は中年男性。

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 3局目 宮崎中央郵便局(1999年<平成11年>4月1日)

 次の宮崎も宮崎中央郵便局が駅から一番近いようなので、そこに行きました。スムーズに見つけることが出来ました。ここの局員は若い女性でしたが、何とハンコの押しかたがいい加減で、肝心の「宮崎」という文字が写っていません。仕方がないので珍しく「記念に集めているので押し直して下さい」と頼み、局員も「すいません」といって押し直してくれました。

 

   以前は必ずきちんと押してくれたものですが、オンライン化のせいでハンコの意味がなくなったのか、きちんと押してくれない局員が増えました。たいがいは局名がわかれば押し方が悪くても我慢していますが、今回のように全く見えないのでは意味がありませんので押し直してもらうことになります。中央郵便局以外も含めて押し直しを頼んだのはこれが二度目です。

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 4局目 佐賀中央郵便局(1999年<平成11年>4月2日)

 佐賀の中央郵便局は駅の近くではなく、駅前に「駅前郵便局」という別の郵便局があります。さて、ここで中央郵便局にこだわるかどうか考えました。考えた結果、思い切って中央局に行ってみることにしました。佐賀駅からバスに乗ってわざわざ佐賀中央郵便局まで行って来ました。ここの局員は中年男性でしたが、何も言わないのに旅行貯金であることを察したらしく、(まあ、住所が北海道の通帳にハンコが中央郵便局ばかり3局も並んでいれば「おや」と思うでしょうが)いつものティッシュの代わりに「佐賀市郵便局マップ」なる地図をくれました。どこに郵便局があるか一目でわかる地図です。ハンコも丁寧に押してくれて満足。

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 5局目 長崎中央郵便局(1999年<平成11年>4月2日)

 次の長崎中央郵便局は駅の近くなので問題なく、ハンコもきちんと押してくれました。局員は若い女性。

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 熊本と福岡の中央局には時間の関係で行けなかったのですが、これで私の通帳には九州5県の中央郵便局のハンコが並びました。こうなると、全国47都道府県の県庁所在地の中央郵便局のハンコを並べてみたくなりました。当時、定額貯金の通帳はちょうど24件預け入れできる様式になっており、24局で預け入れて23局でおろせば47このハンコを並べることが可能です。

 

 しかし、実現性となると疑問です。今後数年間のうちに沖縄を含む全都道府県に行くことがあるのだろうか、ということが第一にして最大の問題です。二番目に、47都道府県の中央郵便局に行くとして、残った48こ目のハンコをどこの郵便局で押してもらうか、という問題。地元の郵便局にするか、例えば北九州中央局のような県庁所在地でない大都市の中央局にしようか、と考えてしまいます。三番目に、今までは預ける一方で、おろすときは必要に迫られておろすため考慮に入れていなかったのですが、おろす局にもこだわるか、ということです。おろす局にこだわらないで、預ける局だけにこだわれば、通帳が2冊に分かれてしまいます。などという問題を抱えつつ、この計画(?)出発してしまいました。

 

 結論から言うと、その後結局、実行してしまいました。これから今年(2020年)、いつまでかかるかわかりませんが、この古旅行記をリライトして折に触れて掲載していく予定です。48局目はどこにしたと思いますか?