写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

09 九州行き感想<その1>(1999年3~4月)

   先日まで掲載した1999年の九州旅行の感想です。基本的に当時書いたものをリライトしたものです。当時の視点で書いていますので、いま見るとおやおや、と思うことも書いていますね。まあ当時を想像して読んでやってください。

 

 列車遅れの対応について

   津軽海峡線で列車が遅れて、それに対するJRの車掌の対応は、切符を買ったときや、あとで触れるかも知れない旅行貯金の時にも感じたことですが、応対は確かに丁寧で、以前の国鉄のような粗雑な応対はありませんでしたが、肝心の仕事はいい加減だったり、たらい回しになったり、ということがあるようです。まあ、自分も仕事をしていていろいろ経験をしてますから、偉そうなことはいえませんが、気を付けておかなければいけませんね。

 

 各列車の感想について

 このときの改正(注:1999年?)から、最速列車は青森発の連絡に都合のいい列車になって、JRは北海道連絡をどうやらあきらめたという感じでした。ここまでの列車の印象ですが、「こまち」は落ち着いた感じでいいな、と思いました。併結は200系だったので、最速ではないでしょう。

 

 それから、やはり、この旅行のネックは津軽海峡線でした。停まってしまったから言うのじゃありませんが、せっかく青函トンネルが出来ているのに江差線津軽線の状態が悪すぎで、開通から10年たってもローカル線状態でした。これではお客はガラガラでも仕方なく、青函トンネルを造った意味がありません。早急に線路・線形の改良をしてスピードアップを目指すべきだと思いました。そうすると新幹線がこなくなるおそれがあるので地元としては積極的に支援できないのでしょう。青函トンネルを挟む区間に将来新幹線に転用できる規格で新線をつくり、当面「はつかり」を走らせることはできないのでしょうか。あと、岩手県では新幹線の延伸工事をしているようでした。ついに始めたか、という感じで、いよいよ延伸するのでしょうか?

(追記)こういうことを当時は思っていたわけです。その後機会を得ず、実は北海道民でありながらいまだに八戸以北の北海道・東北新幹線に乗りそびれています。

 

 のぞみ700系は、乗ってみると広くて天井が高いという感じで、300系や500系にはない余裕をもたせた部分が大きいのではないかと思いました。中高生の時の0系や100系の新幹線より岡山や広島に着くのがずいぶん早いな、という感じで、一般の人が博多まで乗っても別にいいんじゃないかと思いますが、東京~福岡は航空機が圧倒しているそうです。

 

 それどころか大阪~福岡も航空機にとられそうな情勢といいますから、何か間違っているな、と思いました。のぞみは禁煙席だったのですが、名古屋あたりまでディズニーランド帰りの子供でいっぱいでした。これ以後、春休みのせいか、禁煙席では子供の騒ぎ声やゲームの電子音に悩まされ、さりとて喫煙席は煙もうもうでいく気になれず、という状態が続くことになります。 

 

 博多駅について

 博多駅に着いての一番の印象は、なんとまあホームレスの多い駅だなあ、ということでした。東京や大阪にはもっといるのでしょうが、博多駅の場合はコンコースに堂々と寝ている人が多いのです。ちょっとよそではほとんど見かけない光景でした。博多は暖かくて屋台なども多いので、開放的なのかも知れませんが・・・。あと、ギターを弾いて歌っているのも何組かいましたし、最初はちょっと怖いところに来ちゃったかな、という印象でした。

 

 (追記)博多駅の件に限りませんが、今の本州・九州の鉄道にはとんと疎くなっています。今の博多駅はどうなっているのでしょうか?ついこの間のことのように思っていたのですが、もう21年もたってしまっているので我ながらびっくりしています。