写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

06 長崎方面(1999年4月2日)

 4月2日は長崎方面へ行くことにしました。8:00発「かもめ5号」に乗るつもりだったのですが、朝のラッシュ時と重なり、バスが予想以上に遅れたため、乗り遅れました。

 

 仕方がないので1時間近く博多駅のホームでうどんを食べたりして過ごし、8:51発「みどり3号」(485系)で佐賀まで行きました。

 

 また旅行貯金をします。佐賀中央郵便局は駅の近くではなく、駅前に「駅前郵便局」という別の郵便局があります。さて、ここで中央郵便局にこだわるかどうか考えました。考えた結果、思い切って中央局に行ってみることにしました。佐賀駅からバスに乗ってわざわざ中央局まで行って来ました。ここの局員は何も言わないのに旅行貯金であることを察したらしく、(まあ、中央郵便局ばかり3局も並んでいれば「おや」と思うでしょうが)いつものティッシュの代わりに「佐賀市郵便局マップ」なる地図をくれました。どこに郵便局があるか一目でわかる地図です。ハンコも丁寧に押してくれて満足。

 

 用事が済んでみると次の「かもめ」(10:55発)まで時間があるので、時刻表を検討した結果、10:31発の「みどり5号」佐世保の手前の早岐というところまで行きました。

 

 本当はせっかくだから佐世保まで行きたかったのですが、そうすると佐世保発長崎行きの特急シーボルト1号」に乗り継げなくなるので、その手前駅で降りました。「みどり」早岐着11:22で、「シーボルト」は11:35発です。この「シーボルト」は「オランダ村特急」→「ゆふいんの森」と使い回されてきた前面展望車付きキハ183系の車両で、「ゆふいんの森」に新造車が入ったため余剰となった車両を使って新設された大村線を走る特急です。しかしキハ183系は北海道専用のはずで、改造車とはいえ、九州にいるのはちょっと意外な気がしました。

 

 せっかくですから展望室に行きましたが、一番前は例によって子供が占領していましたので、その横の席から眺めていました。ロングシート状態の席だったので、首が痛くなりました。それはともかく、12:49長崎着。博多で遅れたうえに佐世保線回りにしたので長崎着が大幅に遅れてしまいました。

 

 また旅行貯金ですが、長崎中央郵便局は駅の近くなので問題なく、ハンコもきちんと押してくれました。郵便局によったあと、市電で築町というところへ行き、出島の資料館と中華街へ行って、大好物の皿うどんを食べました。

 

 その後市電で石橋というところへ行って、グラバー園大浦天主堂オランダ坂などをあわただしく見物しました。グラバー園にはエスカレーターが付いていてびっくりしました。オランダ坂はただしんどかったです。

 

 その後大浦海岸通から市電で築町に戻り、乗り換えて浜口町というところで降りて、原爆資料館平和公園を見物しました。資料館は新築されたようできれいでした。松山町(だったと思う)というところから市電で長崎駅に戻り、18:00発の「かもめ36号」(これは783系できれいでした)に飛び乗り、博多に19:58に着きました。

 

 この車両は運転席越しに前面展望が出来るようになっていたのですが、先頭部の車両は喫煙席で、しかも煙でひどいことになっていたので禁煙席で我慢することにしました。喫煙車が減ったせいか、喫煙車内の煙は以前よりひどくなって非喫煙者が乗るのは難しくなりつつある気がしました。

 

 5時間ほどで長崎市内をあわただしく見物したので落ち着きがなかったのですが、中華料理のおいしい町はいいですね。山の上までいっぱい家が建っていて生活は大変かも知れませんが。市電は100円均一でどの電車もかなり混んでいました。わずかな滞在時間だったので一日乗車券は使いませんでしたが、観光客で一日乗車券を使って観光している人をかなり見かけました。500円なので買っても良かったかな、という気もしました。