写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

12 快速サンライナーと岡山(1999年8月9日)

 広島で予定が大きく崩れ、どうしようか思案していたところで、意外なことに、12:55発予定の電車が5分遅れぐらいで入線してきました。これならどうにかなるかな、と思って、旅行を続けることにしました。岡山に3時半ぐらいまでにつかないと貯金できませんので、遅れを取り戻すよう祈っていましたが、5分遅れは縮まらず、あやうしです。

 

 ところが時刻表をよく見ると、この列車が載っているページの前に「快速サンライナーというのがあります。通常は福山発でわずか1分待ちなので5分遅れでは乗れませんが、臨時で三原発に延長されていて7分待ちです。ということは5分遅れでも乗れるではありませんか!三原駅に13:57着の予定が5分遅れですから14:02ぐらいに着いて、この「サンライナー」は定時発車だったので2分待ちで14:04に乗ることが出来ました。「サンライナー」は旧新快速型の117系が岡山地区に転用されて使われています。こうなると機嫌がよくなります。乗り心地もよく岡山着15:17。昔住んでいた家が見えるかな、と目を凝らしていたのですが、速く走っていたのでよくわかりませんでした。

 

 岡山で急いで市電に乗りました。岡山に来たのは9年ぶりですが、どうもパッとしません。私が岡山に住んでいた昭和50年代前半は山陽新幹線が開通して間もない頃で、同じクラスの都市である金沢なんかより活気もあるし、新しい建物が多いなあ、という印象だったのですが、その後あまり発展しなかったのか、今見てみると金沢より沈滞しているような感さえします。

 

 郵便局前の電停で降りて岡山中央郵便局で貯金。空いていたのでゆうゆう間に合いました。「岡山中央郵便局長」の「長」の字が欠けていましたが、大したことではないのでそのままにしておきました。ただ、この局は限度額にうるさいらしく、1000万円まで、という掲示がありましたし、局員も「限度額は超えていませんね?」と聞いてきました。

 

 余裕が出てきたので、ついでに岡山の中心部を歩いてみようと考え、昔よく行った天満屋デパートに行ってみましたが、昔の建物のままでした。デパートやその周りの地下街は20年ぶりぐらいだったので懐かしく思いました。帰りは天満屋のバスセンターからバスに乗って帰ろうかと思いましたが、なぜか岡山駅行きが来ず、しびれを切らして郵便局前の電停に戻って電車に乗りました。ダラダラと余計なところまで行ったので16:21発の電車にはぎりぎりになって、岡山名物の「祭りずし」の駅弁は買い損なってしまいました。考えてみたらここまで何も食べていません。

 

 次は姫路駅や大垣夜行の話を書いていこうと思います。