写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

23 5日目午前中 水上マーケットツアー<その2>(2020年1月11日)

 水上マーケットのあるところについて、ミニバスを降りたところからです。

 

 まず、木造の建物のところから、モーターボートに乗せられます。そこからまず水路めぐり。運河というか水路というか、そこをモーターボートで突っ走ります。一面の椰子の木の林の中に点々と家があります。昔は水路が道路代わりだったのでしょう。案外新しい、近代的な家もありました。これは「リアルジャングルクルーズといった趣。実に面白かったです。

 

 かなり長い間(20分ぐらい?)、あちこち水路をめぐりました。そのあと、どこかに着いて、今度は手こぎ船に乗り換えます。ここだったか、最初のモーターボートだったか、ガイドからバナナチップをもらい、3人で分けて食べてください、といわれます。

 

 今度はいよいよ水上マーケットです。船縁に手をかけないように注意されます。船がすれ違うときに怪我するからでしょう。また3人で乗りますが、さっきは後ろだったので、今度は前に乗ります。今度は手こぎですからゆっくり行きます。初めの方は民芸品店ばかりです。象のぬいぐるみがあって、これぐらいなら買ってもいいかな、と思います。ですがどの店がいいのかわかりません。

 

 一軒一軒に船は寄るのですが、こっちは食べ物中心に買うつもりですので買いません。後ろの男性がココナツジュースを値切って買いました。なかなか食べ物を売っている店や船が来ません。やっと、ココナッツアイスを売りに来た船が来たので、ここから買います。日本語表示ありで100バーツ。高いですが、観光用でしょうから割り切ります。民芸品店ばかりだなあ、と思いつつ、ひと巡りしました。途中でバナナチップを後ろの人に渡しますが、気のない返事。結局同行者とはこのとき以外話をしませんでした。

 

 賑やかなところの入口へ出ます。どうやらここが観光写真でよく見るところだな、と思います。ここでは船上で東南アジア風の笠や果物を売っているようです。ところが中国人らしき観光客を乗せた船でかなり混雑しているせいか、先に進みません。対面の船の船頭が、無意識に私が船縁に手をかけていたらしく、注意してきます。

 

 いつになったら進むのだろう、と思っていたのですが、後ろの2人が降り始めます。えっ、これからが本番じゃないの、と思っていたのに、私も降ろされます。何なんだ、と思いますが、他の2人がおとなしく降りているので気弱な私1人では抗議できません。

 

 降りてから、15分ほど陸上の店で自由時間とのこと。ガイドに「向こうへは船で行けないのか?」と聞いたのですが、「商売のテリトリーがある」という意味のことを言います。どうも業者によって実際に縄張りがあるのか、それならこの業者のツアーを頼んだのは失敗ですし、根暗そうな3人なので手抜きをしてもいいか、と思ったのかもしれません。とにかくがっかり。陸上の店のテラスからいちばん賑やかな水路を覗きますが、先には進めません。乗り出して眺めていると、下の店の店員が、何か欲しいのか、という態度をしてきます。

 

 集合時間が来て帰ります。土産品店が並んでいます。買い物が船任せのうえに、これからいいところだと思ったところでで降ろされたので、土産物すら買っていません。通路の店でさっき買ってもいいかも、と思った象のぬいぐるみと同じものがあったので、値を聞いたら結構高いです。小さいぬいぐるみなのに、800バーツだと言います。こっちは値切って200バーツと言います。結局300バーツで、「ええい」、という風に店員のおばさんは袋に入れます。結構ぞんざいだったので普段はもっと高い値段で売りつけているのかもしれません。

 

 買い物をしていたので最後になり、ミニバスに乗車して帰ります。目の前のいちばんにいいところで船を降ろされたのでがっかりで、このツアーを申し込んだのは失敗だったなあ、と思います。

 

 また近代的な道路を走り、バンコク市内へ。市内に入るとどこをどう走っているのかわからなくなります。ですが、サッカーのユニフォームばかり売っている店が並ぶ通りを見かけました。どうもスポーツ店街のようです。ソウルにはそれぞれの業種が集まっているところがあちこちにあり、いくつかは知っているので行くことがあります。バンコクもそういうところがあるのだろうな、と思いますが、不勉強で、どこにどんな店が集積しているところがあるのか全く知りません。このスポーツ店街に自力でたどり着くだけでも困難そうです。

 

 バスはどこかのホテルの前について、降ろされます。バンコクで解散と言っても、バンコクのどこだかわかりません。このホテルがどこにあるのかもわかりません。ガイドに「駅はどこ?」と聞いたら、「左に曲がって50メートルほど」といいます。そこで解散します。がっかりだったのでチップなどはあげません。どこかのタイミングでガイドか船頭にチップをあげればいいところまで行ってくれたのかなあ、と思いますが、そういうチャンスもありませんでした。ファランポーン駅に着くのか、と思いましたが、そこはBTSの終点の「ナショナルスタジアム」駅でした。全然違います。

 

 ここからはいまいち、が多くなります。5日目になるとさすがに疲れてきました。おまけにこのツアーががっかりだったので余計へこみます。でもいつか水上マーケットリベンジ、それとバンコクにも特定の店が集積しているところがあるようだから、そういうところも調べて、もう一度タイに行きたいな、と思うようになりました。もう一度別の業者のツアーか個人で同じ水上マーケットに行くか、今度は今回行かなかったアムパワーに行くか、まあ、夢の夢ですが、もう一度タイに行きたいです。