写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

03 香椎線と博多湾の渡船(2000年1月4日)

 四国行きの話になるのですが、その前の小旅行を。1月3日に博多駅の切符売り場に行ったら、1月4日の「ふるさとライナー九州」の指定券が思いがけず取れたので、青春18きっぷも買って思いきって四国に行くことにしました。

 

 この列車は21:15分発なので、青春18きっぷが有効利用できません。ですから昼間、小旅行をすることにしました。香椎線に乗ってみよう、と思ったのです。でもだらだらして午後になってしまいました。博多から鹿児島線香椎に行き、そこから香椎線に乗ります。

 

 香椎線はもと私鉄だったので、起点も終点も他の線に連絡していません。香椎駅から宇美方向に行こうか西戸崎方向に行こうかちょっと考えましたが、やはり海の中道を行った方が面白そうなので、西戸崎に向かうことにしました。2両連結のディーゼルカーでしたが、ロングシートです。しかもしばらくしてから進学校にでも通ってそうな高校生が乗ってきてブラインドを下ろしてしまったので、景色が片方見えなくなってしまいました。

 

 砂州を走るので、海がよく見えるかと思いましたが、案外見える区間はわずかです。しかし途中で砂丘の中を走る区間があり、これは珍しい景色でした。終点の前で進学校系高校生が降り、ブラインドをあげて博多湾を眺めていると終着の西戸崎です。ちょっともの足らなかったのですが、周囲を歩いてみることにしました。この海の中道は金印が発見された志賀島と繋がっているので、金印発見地でも見てこようと思ったのですが、標識を見ると何と5キロもあるので断念。地図だとすぐ近くのように思えたのですが。700メートル先に船着き場があるらしいので、そちらに行ってみることにしました。

 

 行ってみると、志賀島行きと博多港行きの船がありました。いずれも1時間近く先なので、船着き場で海を眺めていました。この日は最高気温が19度だかあった日で、ぽかぽかして、まるで1月とは思えないような陽気でしたから、何だか別天地だなあ、なんて思いつつ、ボヤーッとしていました。

 

 次の船が3時半過ぎだったので、志賀島行きはあきらめ、博多港行きに乗ることに決め、待っていると、水上バスみたいな新しい小型船がやってきました。それに乗って博多港に向かいました。10人ぐらいは乗っていましたが、こんなのでやっていけるのかなあ、とふと思いました。博多港について、天神行きのバスに乗ってそこで乗り換え、家に帰って夕食を食べてから四国に向かいました。