写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

09  吉野ヶ里遺跡と唐津線(2001年1月3日)  

 さて旅行記の続き。正月はこの年もまた太宰府天満宮へ初詣。そのあとちょっと調子が悪かったりもしたのですが、青春18きっぷが残っているので3日に小旅行に出かけました。今回は遺跡シリーズ第二弾の吉野ヶ里遺跡見物と、一昨年乗った筑肥線姪浜西唐津間が私が乗った他のJR線乗車区間と分断されているので唐津線に乗る、というのが二大目的です。こういうことが気になる性質ですので仕方ありません。

 

 博多発11:27の快速鳥栖へ。12:00着。ここで12:02発の普通に乗り換え。この駅は売店に駅弁がおいてあったのですが調子がいまいちなのでパス。、吉野ヶ里公園駅に12:15着。バスでもあるのかと思ったらありません。遺跡と反対側の出口から出てしまったので2キロ以上とぼとぼ歩いていきます。復元建物は見えるのですが、なかなかたどり着きません。ついたところは入り口と反対のところで、それから遺跡の下を通る立派な地下道を歩いて反対側にでて、やっと入り口にたどり着きました。

 

 どうもまだ整備中のようです。そのかわり無料でした。4月に公園としてオープン、と書いてありました。結構な客がいましたが、公開されているところはごく一部分で、一部の竪穴住居や見張台があるところだけ公開中でした。歩いているとき見えた復元建物の付近はまだ未公開で立ち入ることはできず、出土品の展示室もありませんでした。この前の三内丸山遺跡程度の展示状況になっているのだろうと思っていましたが、あてが外れました。

 

 しかしここは相当大げさに整備するつもりのようで、これもバラマキ公共事業の一環なのか、それより変な施設をつくって隠れている遺跡は破壊されないのか、なんて考えていました。帰り、佐賀駅行きのバスは一日2~3本しかなく、しかも出たすぐ後だったので、また歩いていくことにしました。ところが歩き出してしばらくすると、鳥栖行きバスが私を追い越していきました。どこにバス停があったのか、とにかくついていないなあ、という感じです。今度は遺跡に近い方の出口を目指したので行きほどではありませんがとぼとぼあるき、駅について13:47分発の電車で佐賀に向かいます。 

 

 この日は調子が悪かったので朝から何も食べておらず、佐賀駅で消化の良さそうなうどんを食べ、14:46発の唐津線に乗ります。唐津線は特に見所のない線とはいえ、中には古い駅や水量豊かな松浦川の川岸すぐそばの駅もあり、いいところもありました。唐津15:53着。

 

 ここでは駅から出ず、16:15分発で筑肥線へ。地下鉄型車両なので面白くもなく、海が見えるのですが混んでいたので、目をつぶっていました。筑前前原で乗り換え。16:54着の16:55発。地下鉄との境になる姪浜駅でわざと降りました。17:11着。地下鉄乗り入れ前の廃線後を探訪しようと思いましたが、寒いのと暗くなったのでやめました。

 

 17:23発の地下鉄で天神に戻りました。この次から韓国編です。