写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

03  飛鳥資料館・飛鳥寺・石舞台古墳・岡寺(2005年1月4日)

 2005年の1月4日、かねて課題であった飛鳥へ行くことにしました。結構遠いので、どの程度回れるかわかりません。とにかく、朝一番の電車で出かけることにしました。

 

 庭瀬6:06発。この電車は岡山止まりでなく、姫路まで行くので便利です。7:43姫路着。7:47発の新快速乗り換え、大阪8:51着。例によって寝ています。大阪8:57発の関空快速で9:07新今宮着。

 

 ここで9:16発の快速に乗り換え。王寺で奈良行きを分割して、和歌山線の高田まで行きます。高田10:03発。ここで20分待ち。10:23発の電車でJR線で飛鳥の最寄り駅と思われる畝傍駅まで行き10:29下車。

 

 ところがこの駅には駅員がいません。古い駅舎で昔はいたようなのですが。庭瀬も朝早くで駅員がいませんでしたから、結局青春18きっぷにはんこを押さないまま出てしまいました。

 

 しばらく歩いて近鉄八木西口という駅にたどり着き、ここで橿原神宮前行きに乗ります。終点で乗り換え。ここまでは標準軌線なのですが、ここから狭軌線になります。乗り換えて(確か10:59発)それで飛鳥駅まで。ついたらもう11時過ぎでした。

 

 飛鳥めぐりは自転車が定番らしいのですが、自転車に乗る格好ではないし、タクシーというわけにも行かない。駅前をしばらくウロウロして駅前の売店兼案内所にバスの一日乗車券のぼりが立っていて、中に入ってそれを買おうとしたら、店の人は1時間に一本しかないとのことであまり売りたがらない様子。でも3回ぐらい乗れば元が取れるだろうと考えて、それを買い、絵はがきも買いました。11:39まで待って、バスに乗ります。

 

 とりあえず今日回る予定のなかでいちばん遠いところにある飛鳥資料館まで行きます。ここをチラチラ見ておきました。山田寺のあとから発掘された建物の残骸を組み立ててあったのはなかなか興味深かったです。

 

 そこから歩いて飛鳥寺に向かいます。バスに乗っていた途中で見かけたので簡単に行けるかと思いきや、道を間違えたらしく、裏道みたいなところを通ってやっとたどり着きました。もっとも、案内板がたくさんあるのでそう困ることはありませんでしたが。

 

 飛鳥寺自体は今では小さな寺です。ただここには日本最古の飛鳥大仏があります。おじさんが説明してくれます。説明されてもあんまりわからないのですが。でもこういうところの入場料とっている人とか、説明している人っていい商売だなあ、と思ってしまいました。あんまり儲からないだろうし、入場料の係なんてパートなんでしょうけど。

 

 大仏自体はああ、こんなもんかと思う程度です。美術史の知識があるわけでもないので、一応お参りして終わりです。それから蘇我入鹿首塚を見に行きました。どうもこれは伝説で本当の蘇我入鹿首塚ではないのか、何の説明板もありません。事情を知らない人はこれはなんだと思うでしょう。入鹿の首塚のあとに、水時計があったという水落遺跡を見ました。どこがどうなって水が流れていたのかよくわかりませんでしたが。

 

 大体の時間を見繕ったので飛鳥寺13:30発のバスに乗ります。13:37石舞台古墳へ。ここは蘇我馬子の墓といわれていますね。横から見ると大したことない感じですが、中に入ってみると巨石の迫力に圧倒されます。

 

 ここから歩いて岡寺へ向かいます。ここは歴史の教科書には出てきませんが、せっかくだから坂を登って見に行くことにしました。行くと結構俗化した寺です。観音様が目玉のようですが、外からちょっと覗いただけでした。坂を上った分だけ損した気持ちになりました。