写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

05  川原寺跡・亀石・猿石・高松塚など(2005年1月4日)

 2005年の飛鳥めぐり、川原寺跡を出たところからです。

 

 ここからバスに乗ればいいのですが、バスの時間とうまく合いません。駅までいろいろ石造物があるようなので、それを見ながら歩いて帰ることにしました。どこをどの程度見ようかと逡巡しつつ、まず亀石。なるほど亀のように見えないこともありません。以前、誰かに、「亀形石造物と亀石は同じものか?」と聞かれたことがあり、もちろんよくわからなかったのですが、これで別物と判明しました。

 

 続いて鬼の俎、鬼の雪隠という石造物。これは古墳の石室がずり落ちてできたものらしいです。そして吉備姫王墓の猿石。これはなるほど、猿の顔をしています。

 

 もう飛鳥駅の近くで薄暗くなってきたのでこれぐらいにしようかな、と思ったのですが、高松塚の壁画館が気になります。もう16時過ぎなので空いているか不安だったのですが、イチかバチか行ってみました。すると16時半まででギリギリ入れてラッキ-でした。中は壁画の模写があるだけですからこんなもんかと思うぐらいでしたけど。

 

 そのあと、高松塚古墳の前に行きました。入口はコンクリートで固められているし、古墳全体も工事をしているようでした。たしか、壁画にカビが生えたとかで、保存のために工事をしているようです。千年以上ほったからかしで何ともなかったのに、余計な施設をつくって空調設備なんかつくるから余計駄目になってしまったのでは、と思ってしまったのですが、どうでしょうか?

 

 飛鳥駅に帰って、おみやげのくず餅を買ってもう帰っていいのですが、バスに2回しか乗らなかったので一日券の元を取っていません。ケチな私は16:59まで待って、バスに乗ってまた明日香の村をぐるっと回って遠回りで橿原神宮前まで行きました。17:36着。

 

 ここからどうしようか、どっちみち近鉄ですが、大阪の阿部野橋まで狭軌線でいこうか、京都まで標準軌線でいこうかと考えたのですが、なぜか遠回りになる京都行きを選択。しかし疲れたので特急で行くことにしました。2000円ぐらい取られます。電車に乗るとガラガラなのに通路側の席です。おかしいな、と思っていると、大阪線との乗り換え点である大和八木でいっぱいになりました。橿原神宮前17:55発で京都が18:50着。1時間ぐらいの特急でも結構乗車があるのは意外でした。

 

 京都駅の地下街で洋食の定食を食べたあと、19:31発新快速姫路21:01着。また接続が悪いので、例の黄色い麺がそばのつゆに浮いているという姫路名物「駅そば」を食べて時間つぶし。21:34発(すこし遅れて38分ごろ発車した)で岡山22:59着。23:03発で庭瀬23:09着でした。ということで飛鳥めぐり半日で強引に終わらせました。それでもまあまあ行くべきところは行ったのではないかと思います。