写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

05  東寺・博物館・三十三間堂・東福寺・知恩院・平安神宮(2004年1月6日)

 古旅行記、ここから京都編です。寺社めぐりは知識もないので掲載するのが恥ずかしいのですが、それでも載せます。由来などをきちんと調べ直そうかと思ったのですが、昔書いた文章との整合性がとれなくなるので、ほぼ当時書いたままにしておきます。

 

 寝正月だったので1月4・5日とあわてて小旅行しましたが、6日はもう帰る日です。といってもおととし行った京都寺巡りの続きをすることにします。本当は飛鳥にも行くつもりだったのですが、飛鳥はどうも小さい史跡がバラバラにあるようで、公共交通機関では行きにくいようです。タクシーが自転車かと思っているうちに、あまり行く気がなくなり、結局京都だけにしました。

 1月6日庭瀬7:12発岡山7:18着。「祭ずし」を買って岡山7:37分発のぞみ72号の自由席に乗ります。のぞみにも自由席ができましたが3両ですので混みます。この列車は岡山発ですので安心。「祭ずし」今ひとつです。八戸の「小唄寿司」もそうでしたが、名物駅弁の味が落ちているには残念なことです。ですがもしかしたら最近デパ地下弁当に慣れて舌が肥えたのかも知れないです。でもいろいろ食べ比べてみると、どうもすし系駅弁の味が落ちているなあ、という印象があります。

 

 京都8:46着。今回はまず東寺。歩いていけそうなので歩いていきます。五重塔が有名ですが、そのほか講堂・金堂の仏像、特に不動明王なんかが有名です。結構いい仏様です。庭を歩いて帰ります。帰り入場券を見直したら少し離れたところに大師堂というのもあり、そちらもお参り下さいと書いてありました。帰り道で気づいたのでもったいないなと思いつつ帰りました。

 

 ここから一番近そうなのは東福寺ですが、東寺からでは微妙に行きにくい位置です。一旦京都駅に戻り、バスの一日乗車券を買います。その上でバスに乗ると博物館三十三間堂というバス停があり、ここで降ります。そして京都国立博物館に入ります。

 

 原始古代から順々に展示が行われていますが、博物館というのは歩いているうちに足が痛くなって見る気がなくなります。仏像なんかがおいてあるとお参りすべきかどうか迷います。入れるのは新館だけで、旧館は工事中でした。確か伊藤若冲の絵が展示されていて、これは印象に残りました。

 

 次に向かいの三十三間堂。ここは3回目ぐらいでしょうか。でもあの仏像の多さには圧倒されました。もしかしたら、ここをテロかなんかでやられたら一番修復困難で喪失感が大きいだろうなあ、と思います。やはり京都で一番修学旅行向けとして面白いのは金閣・清水・そしてここと言うことになるのでしょう。ただ入り口に修学旅行生向け注意が、でかでかと貼ってあって修学旅行をあまり歓迎していないようです。まだ朝なので底冷えしています。でもここは来てよかったという気がしました。

 

 ここからバスに乗って東福寺へ。ところが東福寺がどこにあるのかわかりにくいのです。かなり迷いました。禅宗寺院は塔頭が囲んでいてわかりにくいです。ようやく見つけました。まず有名な通天橋を渡ります。これは「こんなもんか」という感じ。下に降りて眺めると木造ではないんですね。これは意外でした。

 

 今度は方丈に入ります。禅寺は一カ所ごとに入場料を取るので困ります。枯山水の庭は竜安寺に負けないくらい見事なものです。何で有名でないのだろうと思ったら昭和の作庭なんですね。道理で有名ではないはずです。

 

 帰り道も少々迷いましたが、バス停を見つけ、次に知恩院に行きます。階段が疲れます。ここは子供の頃に一度来たはずです。参拝客多し。

 

 ここは浄土宗です。奥の有料区域まで入る人は少なく、薄暗い中にはいるとひっそりしてしまいました。「七不思議」があるそうですが、一部工事中とういうこともあり、2つぐらいしか見つかりませんでした。確かここはうぐいす張りの廊下があるはずだと思っていたらやはりありました。こういうのが確認できると妙に嬉しいです。奥の山の方まで行ってみましたがひっそりしていました。

 

 ここから歩いて平安神宮に向かいます。途中青蓮院という寺があってどうしようかと思いましたが通過。晴れの天気予報だったのに小雨です。あいにく傘を持っていません。ということで、平安神宮では雨がやみますようにとお祈りします。結構な人出でした。

 

 平安神宮自体は明治のもので歴史的価値はないのです。それに神社は大体無料ですから入場券もしおりも手元に残りません。それでも行ったのはやはり子供の頃に一回行ったので再確認したかったからです。何か記念になる入場券でも欲しいなと思っていたら、裏の庭園は有料とのことでそこを見物することにします。なかなかよい庭園でしたが、入場券をもらうために入ったようなものですから、さっさと回ります。小雨気味ですし。

 

 このあとは次回に。