写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

04  酒船石遺跡・板蓋宮跡・橘寺など(2005年1月4日)

 2005年の飛鳥めぐり続きです。

 

 岡寺を出て、みかんのセルフ販売が散見される散策路を歩いていきます。結構のんびりした田舎らしい散策路です。林の中に酒船石があって、こんなところに無造作におかれているのが意外でした。そこから階段を下りると、酒船石遺跡でした。ここは比較的新しく発掘されたところで、亀形の石造物に水が流れ出る仕掛けになっている興味深い遺跡でした。こういうところは古代の庭園の様子が想像されて興趣つきません。ただ、最初バスの一日券を買ったところで各施設の入場料が割引になる「パスポート」を勧められ、100円で買って、結構重宝したのですが、ここだけは使えませんでした。

 

 その横にある万葉館というのが休みだったので今度は飛鳥板蓋宮跡を見学。ここも石が敷いてある程度でした。 

 

 さっきの庭園の遺構らしき遺跡が面白かったので、今度は飛鳥京苑池跡というのを目指します。ところがこれ、田んぼの真ん中にあるようなのですが、どこにあるかわかりませんし、どこから入るのかもわかりません。地図を2種類もらっていたのですが、片方には記されていませんし、結局あきらめ、飛鳥川沿いの道をとぼとぼ歩いていきました。

 

 今度は聖徳太子生誕の地とかいう橘寺に向かいます。ここは岡寺と違って静かで落ち着いた雰囲気。ここも建物や仏像はまあこんなもんか、という感じで印象に残らなかったのです。ただ、鄙び方がいいなあ、と好印象でした。

 

 二面石というのもありましたが、顔が摩耗していてよくわかりませんでした。ここは天台宗らしいのですが、親鸞にもゆかりがあるようで、なんだか何宗かよくわかりません。岡寺もそんな感じでした。

 

 こんどは川原寺跡を瞥見。奥に小さい寺があり、入場料を取って説明付きで案内する旨書いてありましたが、時間がないので省略。何しろ昼食も食べないで回っているのです。