写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

01 一日散歩きっぷで倶知安へ(2000年5月5日)

 2000年に千歳から倶知安まで小旅行に出たときの記録が「発掘」されました。当時、有珠山噴火で特急が函館山線を迂回していた頃の記録です。また基本当時書いたままにしています。JR北海道は「一日散歩きっぷ」という切符を発売しており、土日は道央部乗り放題で、今でも重宝しています。これを使った旅行でした。

 

 

 この3連休中は天気が悪かったです。晴れたらどこか行こうと思っていたのですが、3・4は曇り空で全く行く気になれませんでした。5月5日も朝起きたら曇っていて行く気になれず午前中はウダウダしていました。ところが11時頃のローカルニュースを見ると札幌はきれいな青空です。千歳は曇りが多いです。

 

 ということで12時過ぎに思い切ってどこかへ行くことにしました。千歳駅で「一日散歩きっぷ」を買ったので、札幌に行くだけでは物足りず、さて、どこに行こうかと考えたのですが、とにかく12:11発の快速エアポートに乗りました。これがたまたま小樽行きだったのでとりあえず小樽に行くことにしました。考えてみれば小樽まで鉄道で行ったのは10年ぶり、手稲まででも4~5年ぶりです。

 

 結局13:14に小樽着。ここまででもう元は取ったので帰ってもいいのですが、たまたま向かいのホームに倶知安行きのディーゼルカーが停まっていて、思わずこれに乗ってしまいました。1両で結構混んでおり、進行方向反対側の席しか取れず、5分後の13:19発のときには満席でした。

 

 函館山線は今特急が走っていて待ち合わせが多く、倶知安まで1時間半かかり14:47着。おなかが空いていたので倶知安で食事をすることにしました。そば屋が何軒かありますが、みんなラーメンやカレーも兼業していてパッとしません。

 

 一軒のそば屋らしい造りの店に入りました。入ってみると食券制でラーメンやソフトクリームまでありましたが。それでも3時というのに結構混んでいて期待していましたが、やってきた山菜天ぷらそばの天ぷらは素人が揚げたような感じで感心しません。そばも今はやりの更科とか田舎そばという感じではなくていかにも一昔前の普通のそばという感じ。それでも自家製麺のようでした。味はまあまあ。山菜は意外と良かった感じでした。これで950円。量が多かったのですが、いいとも悪いとも言えない感じです。

 

 15:10発に乗りそびれたので町を歩いてみました。一応本屋もあるし、ダイエーや長崎屋もあるのですが、オンボロ。なぜかスポーツ屋が充実している感じでした。30分も歩くと退屈します。田舎町は30分しか楽しめないので辛いですね。駅に戻り、時間つぶしをしていました。キヨスク倶知安土産の菓子でも買おうと思って商品を指さしたら「賞味期限切れしかありません」との答え。その横にあったのを買ったら札幌の会社で作っている製品でした。

 

 小さい駅のキヨスクでもお菓子を売っていて誰が買うんだろうと思っていましたが、いざ買ってみようとするとやっぱり買う人がいないのか、期限切れなんですね。駅のホームにそば屋がありましたが、普通しか走らなくなって10数年、店は開いていませんでした。

 

 帰りは16:30発。3両編成ですが、なぜか最後尾の車両は回送です。混んでいたのでまた進行方向反対側。北斗星カシオペアの待ち合わせもあり、やたら待ち時間が多いです。余市からは立席が出ました。最近のローカル線は必要以上に車両を切りつめて乗車効率をあげようとしているのか、混雑が慢性化しているような気がします。10分以上遅れて18:10すぎ小樽着。(本当は18時ちょうど着。)

 

 すぐ出発するエアポートがあったのですが、混んでいたのでいったん外に出て、駅前においしそうな洋食屋でもないかな、と思いましたが発見できず。仕方なくかにめしの駅弁を買って18:45発のエアポートで19:52千歳着でした。

 

 小樽は通常優等列車の設定がなく、駅弁が売れるのか疑問でした。やはり売れていないようです。夕方に2個しか置いてなかったですから。小樽築港から混んできたので結局駅弁は家で食べました。何だかだんだん駅弁が食べにくい雰囲気になりつつあるような気がします。