写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

07  長万部の水柱を見物に行く<その1>~長万部まで室蘭線経由で行く(2022年9月10日)

   8月に長万部で水柱吹き出したそうで、話題になっています。長万部というところ、道央部からの一日鉄道小旅行に適当なところなのですが、これ、というものがありません。ですがせっかく変わった現象が見られるというので、出かけて見物してくることにしました。

 

   9月10日の朝、早起きできたし、快晴なので行くことにしました。用意して「一日散歩きっぷ」を買い、7:28の列車に乗ります。この電車、6両編成で前3両が転換クロスシートの721系、後ろがロングシートの733系(確か)です。前の721系に乗りましたが、けしからんことに窓が曇っていて全く外が見えません。以前クレームを送って回答を得たことがありますが、ガラス窓ではなくてなんとか樹脂の窓なので、劣化すると曇るそうです。ですが早速ストレスがたまります。この電車は苫小牧行きなのですが、嫌になって7:45の札幌で降ります。

 

 隣のホームの快速エアポートに乗りかけましたが、この列車だと南千歳到着が早すぎるので降りることにして、ホームの下に降ります。すると電光掲示板に「特急ニセコ号」が表示されていました。運転日なのですね。どうせ長万部に行くのですから、これに乗ろうか、という気もしたのですが、改札を出て切符を買って、ということをしているうちに発車しそうです。切符も売り切れかもしれないし、昨年にも一度乗ったし…ということで、今回は見送ることにしました。

 

  「ニセコ号」に乗らなかった理由としてもうひとつ、次の千歳線の列車は、「特別快速エアポート80号」というもので、北広島・恵庭・千歳を通過する列車です。これに乗ってみよう、という思惑もあったのですね。ということで8:02発の特別快速に乗りました。

 

 乗ってみるとロングシートの733系ですし、通過駅が多い以外は特にいつものエアポートと変わりがありません。ロングシートは外が見にくく、千歳もいつ通過したのかよくわからず、気がついたら千歳市街を過ぎていました。8:33南千歳着。やはりここは札幌よりも薄ら寒いです。

 

 駅弁屋さんが開店の支度をしていたのですが、どのくらい売れるとどのくらい利益が出るのかな、と思います。今回は購入を見送りました。カップルが早速購入していましたが。

 

 8:50に札幌駅で乗り捨てた苫小牧行き普通が入線します。前3両の窓が曇っていて外が見えないクロスシートと後ろ3両の外が見えるロングシートのどちらがいいか、悩みましたが、ロング車に乗りました。外が全く見えないのは致命的です。9:10苫小牧着。

 

 ここからは特急に乗ります。長万部まで4690円也。ランチで私のお気に入りの「グラス」のチキンカリーを食べるためです。普通で行くと山線回りで14時過ぎ、室蘭線では15時過ぎの長万部到着となり、ランチタイムに間に合いません。

 

 「北斗6号」9:32苫小牧発。空は快晴が続いています。東室蘭以後は噴火湾が見えますが、空気が澄んでいるのか、窓からは駒ヶ岳まで噴火湾をぐるっと一望できます。なかなかよい景色です。新幹線ができても海岸線沿いを走ることがないのでこうはいかないと思います。

 

 車内の電光表示板に「Hokkaido LOVE!6日間周遊パス」の案内が表示されてました。ゴールデンウィークにこれを利用したのですが、その後予定発行枚数を超えたので発売終了した、という掲示を見たので発売終了したのだと思ってたのですが、発売再開したようです。それならこれを買って特急で行けばよかったと思います。今回は「ニセコ号」の件といい、この切符の件といい、ちょっとリサーチ不足でした。 

 

 洞爺から先は断崖絶壁の区間をトンネルで抜けます。以前は憂鬱になる区間でしたが、改めて今回乗ってみると天候がよかったせいもあって景色のよいところだな、と思います。11:06長万部着。