昨日は金沢の「百万石音頭」を紹介しましたが、今回は山口県宇部の「南蛮音頭」を紹介します。盆踊り歌として作られたのであろう、ということで紹介していますが、私は子供の頃から好き好んで盆踊りなどに行く性分ではありませんでした。みんなでわいわいやっているのが苦手な性分ですから、むしろそういうものは避けていたという感じです。
それでもこの歌を知っているのは小学校の運動会で踊らされたからです。宇部というところはもともと炭鉱町で、歌詞中の「五平太」というのが石炭のことで、「南蛮車」という人力の巻上機を使って運んだようです。でも、なぜそう言うのか、ということまでは知りませんでした。
そこでネットで検索をかけると、「五平太」は北九州方面での石炭の呼び名で、肥前平戸の「五平太」なる人物が発見したから、という説がありました。そういえば宇部のデパートのレストランが「五平太」という店だったような記憶があります。
「南蛮車」は江戸時代に発明された折、目新しいものは「南蛮渡来」だということでそうよばれるようになったのだとか。そもそもこれが「巻上機」であることをさっき検索して初めて知りました。「南蛮」と書いて「ナンバ」とよんでいたようです。歌も「南蛮」となっていますが、「ナンバ音頭」だと思っていました。
中学校に進学すると、古い2階建ての校舎でした。この校舎をなぜか建て替えないのか、と思っていたのですが、地下に坑道が通っていて建て替えるのが難しいのだ、という噂を聞いたことがあります。事実かどうか知りません。
宇部を離れてから中学校の前を一度だけ通りましたが、そのときはもとの校舎のまま、しかし今ネットで検索すると、新しい校舎に建て替えられています。さすがに今でもあの建物を使うわけにはいかないでしょうが、それにしてもあの噂は何だったのでしょうか?
当時流れていたレコードはこのバージョンとは違っていたように思います。このバージョンは「音丸」が歌っているようですね。歌詞も少し違うような気がします。下の動画の方が聞いたことがあるように思います。
こうやって書いてはみたものの、歌そのものには、さほどの思い出はありませんね。思い出話が違った方向に行ってしまいましたが、とりあえず紹介しておきます。