写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

04 東京から静岡へ(2001年8月7日)

 実はこのとき、出発直前に祖父が危篤との話になり、連絡するようにとのことだったので、宇都宮で電話かけたら誰も出ない、もしやと思って親戚にかけたら死去したとのこと。通夜はあさってというのでとりあえず静岡まで予定通りに行って、そこで一旦中断、ということにしました。

 

 8月7日、宇都宮で昨日食べ損なったゆばを買って、東北線の電車に乗り込みます。朝食用のおにぎり駅弁を買いましたが、近頃の東北線ロングシート車が多く、どうも食べにくいです。でも端の方に2両だけクロス車があり、そこでこそこそと食べました。

 

 宇都宮8:03発。 ほとんど寝たままで上野まで行き、9:56着。例によってアメ横と神田近辺ウロウロ。今回は時間がないので新宿方面には行けませんし、古書店街までも行けません。が、そうなると時間が余るのです。そこでマッサージ屋を見つけて入りました。このところマッサージブームなのか、以前と違ってビルの一階に入りやすそうなマッサージ屋が増えました。東京ではいつも歩きすぎて足が痛くなるので、試そうという気になりました。

 

 入ってみると中国人の店で、若い男の子がたどたどしい日本語でどこが痛いのか聞いてきます。「足が痛い」というとやってくれました。技術的には大したことないですが、20分1500円のところ時間を多少オーバーしてやってくれ、なかなか良かったです。「どこから来たのか」というので「北海道から来た」というと、「ふーん」という風な感じでした。何か最近の日本人に辟易しているせいか、この中国人に好感を持って帰りました。また東京で足が痛くなったら利用しようかと思います。

 

 お昼前、東京行ったらよく行く洋食店「松栄亭」が開いたのでそこでまたハヤシライスを食べました。味は変わっていませんが、値段が850円で少し上がった気がします。もっとも、名店の割には安くて実質的という印象が強かったせいかもしれません。品のいいおばさんも健在。

 

 もう少し東京にいたかったのですが、静岡に夕方までに行かなければ行けませんから、東京駅に出て、12:40発快速アクティーに乗ります。これは総二階建ての電車で、当然2階に乗ります。混んでいましたが座れました。ですがせっかくマッサージしてもらったのに、座っているだけで右足がしびれます。どうも私は右足が悪いようで、歩いても右ばかり痛くなりますし、長時間座っているだけでもしびれます。この後もしばしばそういう感じになりました。

 

 途中で降りて、御殿場線に乗るつもりでした。ところが茅ヶ崎を過ぎたあたりからの景色に見覚えがありません。東海道線は何度も乗ったはずなのに・・・と思いましたが、考えてみれば茅ヶ崎に親戚がいる関係で、昔この方面に行くときはここで泊めてもらうために、茅ヶ崎に夜到着するよう予定をくんでいたことが多かったのです。

 

 後は夜行ばかりで、どうも茅ヶ崎~沼津あたりまで昼に通ったことがないのではないか・・・という気がしてきました。迷ったのですが、足のこともあり、いったん降りて血行をよくしよう、とも思い、国府津13:45着。御殿場線に乗り換えて14:02発。

 

 御殿場線は2両編成で混んでいました。山間部を走りますが感動するほどの景色もなく15:27沼津着。15:36発の電車で静岡へ。静岡の子供はまともそうなのが多かったです。たまたま乗っている子がそうだったのでしょうが。静岡16:29着。

 

 早速駅前の静岡中央郵便局へ。やたら立派な建物ですぐみつかりましたが、局員は若い女の子。午後の若い女というのは最悪パターンなので明日朝に出直そうかと思いましたが、もう面倒なので貯金します。やはりハンコは押し方が悪く、「岡」の字がきちんと写っていません。でも「静」の字は写っているのでいいということにして、それでもやっぱり朝にすれば良かったか、と思いつつ引き揚げました。

 

 ここでは名古屋に続いて番号札を一緒に出さなければいけませんでした。東海地方ではそういう指導が行われているのかも知れません。逡巡したあげく予約した一泊5500円のホテルに入り、夕食は駅構内の洋食屋に入りました。これはおいしかったです。ホテルそのものはまあまあでした。駅の中に家具屋があり、なかなかいい家具がありました。静岡って家具の産地だったっけ?と思いましたが、どうもそのようです。