写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

13  2002年夏の旅行感想<その2>

 旅行記感想続きです。当時残していた断片的な感想を再構成したものですから、ヘンテコですが、よろしければ読んでやってください。この頃からメンタル面でいろいろあって、やさぐれたことを書いていますが、ほぼそのまま載せておきます。あと、やはり足が痛くて、ということを書いています。若い頃から歩き回ると足が痛んだようです。

 

 ゆっくり過ごす町

 奈良京都を慌ただしく回りましたが、私はまだ京都でゆっくり、という心境には至りません。ゆっくり、ということになればやはり実家のある町で、ということになります。その点、以前実家があった福岡より岡山は不便です。福岡のときはバス一本で天神にいけましたが、岡山はJRに乗って、そこから市電に乗り換えて、ということになりますから、繁華街へは全然行かなくなりました。やはり福岡は便利でした。実家が岡山になってから全然出歩いていません。冬に一回史跡めぐりをしただけです。

 

 今後の方針について

 今回行けなかったのが平安神宮知恩院広隆寺・八坂神社・京都御所桂離宮西芳寺高台寺三十三間堂国立博物館南禅寺相国寺上賀茂神社下鴨神社大覚寺・嵯峨野・東福寺・東寺・天竜寺・嵐山・・・思いついたメジャーどころだけでこれだけあります。梅小路機関区や今回中途半端な訪問になった西本願寺妙心寺は再訪したいですし。比叡山延暦寺伏見稲荷伏見桃山城・平等院三井寺石山寺あたりまで含めると最低あと3日ぐらいかかります。

 

 あとは京都の地下鉄試乗、飛鳥や高野山も行ってみたいですし。でも今回やった旅行の仕方で見たことになるのかどうか。まあ一通り見ただけで意味があるのか、ないという感じもして、それなら空しいなあ、という気もするのですが。やはり京都に一度長期滞在して一週間ぐらいじっくり見る必要があるのかもしれません。

 

 当時持っていた感慨

 このところ思うんですけど、大体心の底から行きたいところってもう行ったな、って。そりゃ世界すべて、日本すべて見たわけじゃないですけど、子供の頃からあれはどうしても見たい、あそこはどうしても行きたい、って場所は行ってしまった気がします。後は自慢したいとか、記録や目標を意図的につくってそこを目指しているだけ、物欲的には満足で、あとは若いときの人生やり直したい、とか、そういうのは思うんですけど、それはいまさら詮方ないことですし、違う人生生きてたら、経済的に、あるいは時間的なものか、もっと苦労していただろうし、何かを失ったけど何かは得たんだろうな、あれもこれもではきりがないです。変な話ですけど、ここで死んでも後悔しないですね。あんまり世俗的にいわれる「幸せ」ってのに憧れを持たないし、なんかもういいかな、って気もするこのごろです。お寺ばかり見たせいか、そんなことを考えるようになりました。

 

  現在の感想

 2020年の今、読み返すと、唐招提寺西本願寺が当時修理中で、7年後に完成予定、と書いています。2002年に行ったわけですから、2009年に完成したはずです。当時は遠い先の話でしたが、2009年自体がもう11年前。時の流れは速いものです。その後数年は旅行を続け、今後掲載する旅行記に記録を書いてありますが、2009年頃は諸事情でほとんど旅行に出かけていません。ということで再訪は叶っていないままです。

 

 今回の旅行記を読み返して仏教文化の知識不足が露呈しているな、と思ったので、多少勉強し直して、金閣寺竜安寺など、当時たいして感慨を持たなかったところも含めて、再訪してみてもいいかもしれません。でもまた「足が痛くてそればかりが気になった」という感想を書いてしまいそうです。