昨日は「香港のたずね歌」という記事を載せました。ということでまた「たずねもの」シリーズです。今回は「タイのたずね植物」です。
昨年の正月明けのコロナ禍直前、タイに行ったわけですが、そのとき、旧泰緬鉄道に乗ったわけです。もちろん、鉄オタとして、タイに来たからには歴史に名高い泰緬鉄道に乗ろう、と張り切って乗ったわけです。結果的には発展途上国の鈍行列車に長時間乗るのは疲れるなあ、と感じたものの、それはそれでいい経験であり、楽しい思い出となっています。
この旧泰緬鉄道、タイとビルマ(ミャンマー)を結ぶために旧日本軍が戦争中に突貫工事でつくらせたもので、有名な「クワイ川鉄橋」と、峡谷地帯の河岸に敷設された「木製桟道」が名物です。特に木製桟道は木の橋の上を普通の鉄道車両がおそるおそる走るというもので、スリル満点。この話は旅行記に書きました。
さて、今日のテーマはこの話ではなく、このクワイ川鉄橋と木製桟道の間の区間、暑くて車両設備は悪いし、往生したのですが、その区間の畑に植えられていた木なのです。ひょろひょろしたさほど背の高くない、白くて細い幹を持った木が畑にまばらに植えられていました。こぶ牛とともにこの区間の景色として印象に残っています。
ところがこの木、「こぶ牛」と違って名前がわかりません。どうも気になっています。明らかに畑と思われる場所に規則的に植えられていましたから、栽培植物のはずです。何という名前で、何のために植えられていたのか、何がとれるのか、それが知りたいのです。
写真があればそれを掲載して聞くことができるのですが、偏屈者ゆえ、カメラを持って行きませんでした。ということで写真はありません。
先日家の前の通りの木が「t0zawa」さんという方のブログのおかげで「キングサリ」という名前だというのがわかり、それに触発されてこの記事を書いてみました。
昨日の香港の歌の記事ととともに、あまりあてにせず、「待てば海路の日和あり」、いつかだれか、タイに詳しい方の目に止まることがあれば、と、のんきに構えていくことにします。