写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

11  滝川行きでJR北海道在来線全路線完乗(2022年5月1日)

 雨の東鹿越で傘もささずに扉の開くのを待ちました。休止区間がなければ、この駅で乗降することもなかったでしょう。また1両のディーゼルカーに乗り込みます。車両は確かキハ40系だったはずです。進行方向右窓の席をゲット。15:12発です。同好の士が多く、結構な乗り具合。今回、結構どちらの窓側に座るか、ということをこだわりました。

 

 金山湖に沿い、橋を渡ります。反対側の窓の客は窓にカメラをつけて動画を撮っていますが、私の窓側の方が景色がよいです。その後も渓流に沿って走ります。なかなかよい景色でしたが、この線もほぼ廃線確定でしょう。最初で最後の乗車になると思います。平地に畑が広がり、富良野着。

 

 今回は降りずにそのまま滝川へ向かいます。富良野盆地を過ぎると、長大なトンネルに入ります。その後はかつての産炭地帯です。

 

 芦別の町を通り過ぎますが、この町は古くさい建物が多く、どんよりとしています。駅も古くさい建物だったと思います。炭鉱町が廃れました、という雰囲気を醸し出している、といわざるを得ません。遠くにかつてのレジャー施設「北の京芦別」の大観音像が見えます。この手の大観音像、あちこちで維持管理が問題になっているようですね。次の平岸という駅に妙に大きい病院がありました。病院で町おこしできそうです。

 

 赤平も同じようなものか、と思いましたが、赤平駅は赤煉瓦風の立派な新しい建物に改築されていました。さほど利用者も多くないのに、どうしてこんなものを建てたのか、と思います。コミュニティ施設にでもなっているのでしょうか?

 

 そうこうしているうちに、終着滝川へ近づきます。この区間未乗区間の最後の区間です。完乗区間としてはちょっと物足りませんが、こんなものか、と思います。それでも根室本線函館本線に合流するカーブのあたりでは、もう乗る路線はないのか、という軽い感慨を覚えました。滝川到着16:57。ということで、これで休止線を除くJR北海道の在来線全区間を完乗しました。

 

 17:02発のライラック34号進行方向左側に座り、17:55札幌着。完乗記念に大丸の地下で少し高価な中華弁当を買って帰ります。この後乗った電車が18:24発だったように思うのですが、その前の18:19だった気もします。家に帰る電車なので記録していなかったのですね。ということで多分18:42(もし前の電車なら18:35)着、3日目おしまいです。その後家で中華弁当を食べてひとりでお祝いしました。