写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

78  日本三大銘菓(その1)~三種を購入してみました

   昨日の記事で、週末に札幌のドンキホーテ三越に行ってきた、という話を書きました。三越に行ったのは、全国の銘菓を置いてある「菓遊庵」とかいうコーナーがあり、ときどきここであちこちの銘菓を買ってくるのです。

 

 先週、ここで、金沢森八の「長生殿」を売っていました。以前は常時置いてあったのですが、最近は「千歳」という菓子だけになっており、「長生殿」が好きな私は、ちょっと残念に思っていたのですが、久しぶりに置いてあるのを見つけ、さっそく購入。

 

 ただ、高級菓子ですし、日持ちもするのでもったいなくてなかなか手がつけられません。そうこうしているうちに、一週間が過ぎていきました。

 

 その一週間のうちに「日本三大銘菓」を一度に食してみることはできないか、ということを思いつきました。

 

 「日本三大銘菓」というのは先に挙げた金沢森八の「長生殿」越後長岡大和屋の「越乃雪」、そして3つめが2つの説に分かれていて、福岡松屋の「鶏卵素麺」、または松江風流堂の「山川」なんだそうです。

 

 このうち、私は金沢に縁があるので「長生殿」はおなじみです。

 

 「鶏卵素麺」は福岡に実家があった頃に何度か食べました。卵黄を沸騰させた糖蜜にくぐらせて素麺状にしたもので、非常に甘ったるいのですが、ある種の珍味ではあります。私は妙なものが好きなので、気に入っていました。

 

 ですが、この菓子の製造元の「松屋」というのが以前経営破綻し、その後復興したそうですが、2つに分かれているらしいです。また、鶏卵素麺は福岡や関西の他の和菓子店でも作っているようです。それに札幌の三越で「鶏卵素麺」を見かけたことがありません。ということで今回は除外

 

 残ったのは「越乃雪」「山川」となります。「長生殿」を買ったときは「越乃雪」と「山川」は置いてありませんでしたが、今回、三越に行くと両方置いてありました。ひとりで食べるにはかなり高価なのですが、思いきって買ってきました

 

 松江に行ったことがあるので、「山川」を売っているのを見かけたことがありますが、購入は初めて。横に「若草」というやはり松江銘菓の緑色の菓子があり、これにも惹かれたのですが、これ以上買うと大散財なので今回は我慢。

 

 長岡というところは以前鉄道で北海道から西日本に行くときに何度も通過したのですが、それ以外では1~2回乗り換えした程度で、駅から外に出たことはありません。ということで「越乃雪」も初購入です。

 

 「長生殿」、「山川」、そして「越乃雪」は厳密には違うそうなのですが、いずれも落雁様のお菓子です。「鶏卵素麺」を除外する場合は、「日本三大落雁とでもした方がいいと思うのですが、落雁もあちこちに銘菓がありますね。知っているだけでも長野の「栗らくがん」とか、名古屋の「二人静とか、また、金沢には諸江屋という落雁の名店があります。秋田の「諸越」も食感がちょっと違いますが落雁の一種とされるようです。

 

 落雁という菓子は、お茶と一緒でないと、砂糖の塊みたいで今ひとつです。ということで、お茶を点てて、食べてみようと思っています。