写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

85  金沢森八の「千歳」

    先日、「日本三大銘菓」の話を書いたとき、札幌の三越で金沢森八の「長生殿」を買ったということを書きました。

 

 このとき、同じ森八の「千歳」という菓子もあったのですが、買わないで済ませていました。ですが、どうも気になります。森八のお菓子は子供の頃からよく食べていたのですが、この「千歳」は食べたことがあったようななかったような、というところです。

 

 気になったら気になるもので、今回、また三越に出かけ、「千歳」を買ってきてしまいました。

 

 長生殿と同じく、やはり紅白のお菓子です。金沢の人は紅白の菓子を好むそうですが、これもそうですね。

 

 こちらは求肥です。求肥とは、もち米を粉にして、砂糖や飴を加えて練り上げたものだそうです。これに餡を加えています。餡にも多分飴が練り込めれているようで、普通のこし餡とは食感が違います。表面には紅白の粉、多分和三盆糖(和三盆とは明記されていませんでしたが)でしょうが、これが振りかけられています。

 

 この「千歳」もともとは兵糧だったものが菓子化したものだそうです。「千歳鮓」という言い方もされたそうだとか。

 

 食べてみると、かなり強い粘り、もちもち感があります。餡にも粘りがあるように感じられます。

 

 原材料を見ると、砂糖(国内製造)、米飴、小豆、もち米粉澱粉/  紅花赤色素 となっています。

 

 率直なところ、お抹茶と合わせて食べる場合、私はどちらかというと、「長生殿」の方が好きかな、と思いましたが、しっかりとした、かつやはり上品な甘さで、おいしくいただきました。

 

 相変わらず贅沢していますね。