写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

01  釧路まで(2022年4月29日)

   久々に旅行記を掲載します。読んでやってください。

 

 昨日も書きましたが、この旅行に出るきっかけは「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」というきっぷが、北海道観光振興のためだろうと思いますが、発売されたことでした。

 

 6日間12000円という破格の値段です。ところがしばらく前までコロナがまた流行し、一時発売中止となっていました。その後、発売が再開されたという案内がありました。どうしようかな、と思っていたのですが、ゴールデンウィークも使用可能で、4月28日に仕事も休日出勤せずに済みそうだったので、思い切って購入しました。

 

 4月29~5月1日の3日間と、5月3・4日に使うつもりでした。使用開始日を1日遅らせようか思案したのですが、5日に無理な旅行をすると疲れて翌6日の出勤に差し支えがあるかも、と思い、5月4日までの6日間にしました。

 

 特急も乗り放題で、指定券を4回までとれるのですが、自由席の方が気楽かと思い、また、明日の指定を無理矢理とっても混雑しているだろうから、通路側になる可能性が強く、それなら自由席で、と思い、指定は取りませんでした。

 

 さて、1日目は、4月29日の金曜日でした。朝早く起きるので、結構きつかったのですが、早く起きます。最初は釧路行きの「おおぞら1号」で釧路へ行き、まだ未乗の釧網本線に乗るつもりでした。

 

 途中まで、「ノロッコ号」にでも乗ろうか、と思ったのですが、それを思いついたのが昨晩家に着いてからです。それに、釧網本線の接続が悪く、塘路という駅で3時間も待たなければなりません。あとで「ノロッコ号」で塘路を往復し、改めて釧網本線に乗ればいい、と気づきましたが、それは後の祭りで指定券も取っていません。あれこれ考えた末、断念。

 

 それならば、釧路駅での釧網本線の接続が悪いので、1本後の「おおぞら3号」でも釧網本線の接続列車は同じです。ということで、またグダグダして、7:55発の普通列車に乗ることにしました。

 

 8:13に札幌駅につきます。「おおぞら3号」の出発ホームを時刻表で確認して待っていたのですが、表示されません。改めて駅の掲示板を見ると、違うホームでした。老眼で小さい字が見えにくくなっています。ということで早めに行ったのに、ホームへ行ったら、既にそこそこ並んでいました。

 

 座れそうだけど通路側かも、と思っていましたが、列車に乗ると、景色のよい進行方向右側の窓側席に座れました。指定席は満席とのことでしたが、自由席はそこまで混んでいません。この「おおぞら」は、そういう傾向があるようです。車両はキハ261系。8:52出発です。

 

 南千歳で結構乗り込んできます。追分を過ぎ、川に沿って石勝線の山間部に入っていきます。このあたりでわずかに滝が見えるところがあるのですが、もう少し車窓に配慮して、滝がしっかり見えるように線路を敷けばいいのに、と思います。

 

 新得の手前の狩勝峠はかつて「日本三大車窓」と言われたそうですが、それは根室本線旧線時代のことで、石勝線の路線はさほどの絶景とはいえません。

 

 帯広到着。帯広という町は、活気がある、というわけでもないようですが、それでも新しいビルの多い町です。

 

 帯広までは仕事の出張で数回来たことがありますが、ここから先は大学の時、もしかしたらもう北海道に来ることもないかも、と思って根室まで往復したとき以来です。このときは夜行に乗ったので、昼に乗ったのは初めて。

 

 鉄道写真で、このあたりの区間で特急が砂浜を走っているように見えるものをみたことがあり、興味を持っていたのですが、どうも実際に乗ってみると、砂浜そのものを走るのではないようです。浜の脇を走る、という程度。 

 

 曇って薄ら寒そうな釧路の街に入りました。釧路駅の手前には意外にも高架線の区間があります。釧路駅には13:20着でした。