写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

13  時計ではなく、自分が不良品でした…

 昨日の記事で、まだ2~3ヶ月しかたっていないのに壊れてしまった目覚まし時計の修理を頼みに行ったら、交換されてしまった、という話を書きました。

 

 家に帰って、電池が入っていなかったので、新しい目覚ましに前に使っていた目覚ましの電池を入れ、翌朝を迎えました。ところがです。なんと、また「スヌーズ機能」が働かないではありませんか!今度もボタンを押しても電子音が鳴り続けています。

 

 昨日、お店で店員さんがスヌーズ機能と電気がつくことを確認して渡してくれたはずです。また不良品か?と思ったのですが、そんなはずはありません。

 

 どう考えてもおかしい。そこで、説明書を見てみました。すると、「故障と考える前に」という項目があり、「アラームを止めても鳴り止まない」場合の原因として「電池の容量が少なくなっている」と書いてあったのです!えーっ、って思ってしまいました。

 

 つまり、前の目覚まし時計は不良品ではなく、単なる電池切れだったのです。そこで出勤時にコンビニで電池を買い、帰ってから入れ直したら、ちゃんとスヌーズ機能が働きました。何なんだ、と思います。

 

 きっと、買った時に古い電池を入れてしまったのでしょう。そんなことを忘れていたから、なんでたった2ヶ月で壊れるんだ、と思ってしまったのです。新品を買う時ぐらい、サービスで新しい電池を入れてほしいですよね。そうしないから、こんな間違いが起こるのです。

 

 うーん、でも、ふつう「電池切れ」の予兆として、「目覚まし時計が鳴らない」ということは想定しても、「鳴り止まない」ことは想定しませんよね

 

 想定外の現象だったとはいえ、壊れていない時計を「不良品」だと思い込み、交換してしまったのです。そしてスーパーの店員さんも時計には詳しくないでしょうから、故障だと思い込み、交換してしまったのですね。

 

 しかしたった2ヶ月とはいえ、目覚ましをやってくれたお時計さんを説明書も読まずに勝手に故障だと決めつけてしまい、交換してしまった、私の早とちりですが、交換された時計はどうなってしまうのだろう、とその運命を思いました。壊れていないのに廃棄されてしまうのか、それとも検品して故障でないことがわかった場合、もう一度箱に入れて売るのだろうか、まさか、それはなさそうですね。きっと廃棄されてしまうのでしょう。

 

 そう考えると、あのお時計さんに申し訳ないような思いでいっぱいになりました。私のせいで不良品扱いされて廃棄されてしまう。あわて者で早とちりの私の方が不良品じゃないか、と思います。

 

 説明書や保証書もきちんと保管せず、仕方ないのでもう一台買った日にそれを見つけ、内容を読まずに保証書だけ持って交換に行き、交換しても直らないので説明書をよく見たら単なる電池切れだった、という、大間抜けぶりに自分が自分で情けなくなります。こんなことをしているから、仕事でもミスが多いのでしょうね。

 

 前のお時計さんに懺悔の気持ちを表し、もし廃棄されたとしたらこの場を借りて遠くから供養してやりたいと思います。私に買われてしまったがゆえに不幸な一生を送ってしまったお時計さん、申し訳ありませんでした。