写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

28  ライラックの花咲く街で

    私の住んでいる街は、このところ毎日快晴、桜は散り、つくしも消えましたが、ライラックが咲き始めています。というか、今が満開かも、というところですね。

 

 北海道というところは3月4月は春とは言えパッとしない天気が続いて本州がうらやましくなるのですが、5月、というか、ゴールデンウィークが終わってからの2~3週間はいい天気が続くことが多く、暑くも寒くもなく、6月のように「リラ冷え」とか「蝦夷梅雨」と言われるような感じでもないので、1年でいちばんいい季節だと思います。

 

 英語でライラック、フランス語でリラ、というそうですが、北海道にはこの木が多いですね。紫と白の花があり、紫の方が圧倒的に優勢かな、と思いますが、白い花も捨てがたいです。近所に1本、白い花が咲くライラックの木があり、これをわざわざ見に行ったりします。

 

 ライラックという花は、かすかに香りがするらしく、花が咲いている時期には微香が漂ってくるように思います。それがまた強い香りではないので好ましいのです。

 

 北大を象徴するのがポプラ並木ですが、こちらライラック北星学園の創設者であるサラ・C・スミスという女性が持ち込んだそうで、北星学園を象徴する花になってるということです。 

 

 「リラ冷え」の言葉があるとおり、散り際の6月は曇って冷え冷えする日が多くなるのですが、今年はどうなりますかね?この天気が続いてくれればいいのですが。

 

 天気は最高にいいものの、私個人は、このところ仕事のことでうまく行かないことがあって、またまた鬱気味です。この時期にこんな気持ちでいるのは実にもったいないです。

 

 仕事をしていると例年、5月あたりはなんやかんやうまくいかないことが出てきます。この5月を晴れやかな気持ちで過ごすことのできる日は来るのでしょうか?

 

 退職しないとできないのかな、と思っていますが、退職すると冬のことを考えて、西日本に移住しようかな、と思いますし、この天気を見ると北海道を去るのが惜しいな、とも思います。

 

 かなり前に、季節ごとに住む街を変えたい、と書いたことがありましたが、この時期は札幌ですね。でもそんなことはできっこないし、はかない夢で終わるのでしょうかね。