写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

29  今年もキングサリの花が咲いています

    先日はちょっと雨模様で、やんだ時に傘を忘れてしまうという失態を演じたのですが、今日はまた晴れでした。6月になると天気もぐずつき気味になることが多いですが、今年はどうなりますかね?

 

    それはさておき、ライラックの花も盛りを過ぎつつありますが、まだ咲いています。そしてこちらに来てから、きれいだと思ったのがキングサリの花です。家の前の商店街の街路樹がこの花なのですが、初めて見た年は、黄色い花房が多数垂れ下がっていて、あまりの見事さに魅了されたものでした。

 

 最初は名前も知らず、何という花なのか、気になっていたのですが、2年ほど前にt0zawaさんという方のブログで偶然花の名前を知ることができました。これがまた嬉しかったのですね。

 

 ですが去年は、剪定したのかどうかわかりませんが、例年ほどの見事さを感じられず、あれ、と思っていました。1年たって、今年はどうなのか、ずっと気になっていました。そして、しばらく前から咲き始めています。ちょうど今が盛りです。

 

 ですが正直なところ、きれいなのはきれいですが、年々感動が薄れていくような気がするのです。経済学の用語に「効用逓減の法則」というのがありますが、あれに似ているのか、最初の頃はその見事さに対してとりこになってしまったのでしたが、年を経るごとに、だんだん感動、というか、ありがたみが薄れていく、というような気がします。何事も最初のときがありがたみが最大で、感動するのですが、2回目はその半分、その次は3分の1、という風に、ありがたみや感動が薄れていくものなのかもしれません。

 

 でも、どうも朝の通勤に通る道よりも、逆方向側の道の方が見事に花を咲かせる木が多いようです。そういう事情で、朝、通勤時に「思っていたほどではないなあ」と思ってしまうのかもしれない、と考え、週末に逆方向側の道を歩いてみました。こちらはやはり、花房の数が多いようで、見事さではこちらの方が上です。それに夜は黄色い花が垂れ下がっているので、細長いあんどんが多数垂れ下がっているような幻想的な光景になります。

 

 効用が低下している、といっても、一年に一回、2~3週間ぐらいしか咲かない花ですから、今のうちにしっかり楽しんでおかないといけないですね。