さて、香港の空港に着いて、無事制限区域外に出ました。出たところにあった両替店で両替しましたが、なんと2万円がわずか990香港ドルでした。1万円あたり495ドル、1香港ドルあたり20円以上です。円安すぎです。
30年前に香港に来たときは1ドル＝13～14円程度だった記憶があります。空港の両替所はレートが悪いとは言え、ショック。他国と違い、香港ドルは前の旅行の残金の持ち合わせがなく、また入国時の一連の流れで不安感が高まっていたので、つい多めに両替してしまったのですが、早速失敗でした。他の旅行記などを読んでもここまでレートが悪いのは見たことがありませんでした。どうなっているのだろうと思います。
さて、がっかりした香港ドル両替でしたが、香港には中央銀行がないので、いくつかの銀行が香港ドルを発行しています。今回手元に残った黄色い500ドルは渣打（スタンダードチャータード）銀行のもので、緑色の20ドル札は中国銀行と香港上海銀行のものでした。同じ銀行でも、デザインの違うものがあります。どちらが新しい札なのかはわかりませんでした。発券銀行が違っても、色だけは共通で、10ドルは政府紙幣でした。赤い100ドル札は物価の高い香港で使い切ってしまい、手元に残りませんでした。
次に交通カードである「オクトパスカード」こと「八達通」を買います。これは広東語講座のテキストにも出てきていましたので知っていました。並んでいたつもりだったのですが、なぜか横入りをしたと思われ、「ＮＯ！」と複数の人に言われてしまい、一番後ろに改めて並び直しました。並んだ場所が悪かったのか、よくわかりません。とにかく、200ドルでした。どうも香港はうまくいかないなあ、と思います。
