写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

33  3日目夕方 香港のホテル探しに苦労したあげく、見つけたホテルは閉まっていた…(2023年8月2日)

 さて、香港地下鉄荃湾線太子駅を出て、ホテル探しです。香港は「ガーデンホテル=花園酒店」というところを予約していました。香港はホテル代が高く、2泊で日本円11964円でした。1泊6000円近く、今回の旅行で一番高かったのですが、写真を見てもパッとしなさそうなホテルです。それでも個室のホテルでは最安値に近いと思われたので予約したのです。

 

 スマホと印刷した地図を見ていくのですが、どうもそれらしき看板が見当たりません。宿泊予約をプリントアウトした紙に外観写真があり、それらしきビルがあるのですが、違うホテル名が書いてあります。

 

 違うホテルなのか、名前を変えたのか、と思いつつ、周辺にこの名のホテルがないか、裏道まで探しましたがやはり見当たりませんスマホの地図では、どうもさっきのビルで合っているようです。そして表示されている所在地が紙に記載されているものと一致しています。階段を覗くと、その奥に中に入っているテナント(?)の表示があり、その中に「花園酒店」の表示もありました。このホテル、外に看板がないので注意です。

 

 ホッとしましたが、実はこれがまだ甘かったのです。8階だという表示なので、エレベーターで上がります。すると確かにありました。ところがなんと、ドアが開かないのです。木製のドアで窓がなく、中は見えません。愕然としました。

 

 何度呼び鈴を押してもドアは開かず、参ってしまいました。一度下に降りて、入り口でテレビか動画を見ている門番らしいおっさんに尋ねましたが、広東語はわかりませんし、8階だ、といって私をエレベーターに乗せておしまい。

 

 再度呼び鈴を押し、ドアをどんどん叩いたら、ようやく扉が開きましたが、中から出てきたのは2人の少女と少年で、フロントというか、入り口の小さな机に人がいません。その姉さんらしき少女が何か言って「不知道」(わからない)というのだけはわかりました。多分この2人は客で、ドンドンうるさいので出てきただけでしょう。

 

 このホテル、どうなっているのかと思います。中はわかりましたが、香港らしい古い高層雑居ビルの一区画だけをホテルにしているのです。ひとつのビルに小さいホテルが何軒も入っているようで、これまたなかなか強烈です。

 

 とりあえず中に入れたものの、フロントの人がいないのではどうにもなりません。一度外に出たらオートロックで開かなくなってしまいました。どうしたものか、途方に暮れてしまいます