アユタヤから乗ったのは、スペシャルエクスプレス、という「超特急」ですが、ディーゼルカーで外面だけは行きに乗った普通のディーゼルカーと変わりません。貫通型の先頭車です。指定されたのは2号車で、ステップをのぼって車内に入ると、ロマンスシートで冷房付き、リクライニングシートです。ただ、もう日が暮れていますが、蛍光灯が暗く、全体的には薄暗い雰囲気です。日本の在来線のくたびれた旧型特急といった趣です。
わずか3両編成で、チェンマイから来たようですが、普通列車に比べると著しく高いので、それぐらいの需要しかないのかもしれません。
乗るとすぐジュースとパンがもらえました。サービスはいいようです。もう夜なので外はほとんど見えません。途中から新線に入り、19時45分にドンムアンの新しい殺風景な駅に到着します。
2階の長距離列車ホームに到着します。アユタヤ駅や旧線のドンムアン駅、以前のバンコク中央駅のファランポーン駅など、従来のタイ鉄道のプラットホームは地平ホームで、列車のステップをのぼって乗車します。しかし、新駅は日本と同じ高床式のプラットホームなので、ステップの部分に渡し板のようなものを置くのですが、列車の扉が地平式に対応しているので扉の上の部分の位置が低くなってしまい、降車時に頭をぶつけてしまいました。
