私は例年、元日早朝のNHK「舞楽」と2日早朝のフジ系(東海テレビ制作)の「伊勢神宮舞楽」を見ることがこだわりとなっています。舞楽に造詣が深いわけではなく、全くの素人ですが、ただ新年の縁起物にしているだけなのですけど。
ということで、元日の朝、ほとんど徹夜していたのですが、朝6:05からNHKEテレで「陵王」をやっていました。これは中国系の「左方」の舞であるということです。鐘や太鼓の部分が長いな、という印象でした。
北斉の蘭陵王が指揮を取る姿をもとにした舞だということで、一人で面をつけて勇壮な舞をしています。NHKの方は宮内庁式部職楽部が演奏・演舞しているものですね。
その後、初詣に行き、帰ったら家の窓から初日の出が見えました。北海道ではなかなかお目にかかれないもので、見ることができたのは数十年ぶりだと思います。
続いて2日は民放版「伊勢神宮舞楽」をやっていました。毎年、どちらか寝坊して、この2つを両方見られる年がなかったのですが、このブログをやるようになってからは、記事にするため、起きて見るようになりましたね。
ところが、普段テレビを見ない私のこと、スイッチを入れるとNHKは映るのですが民放が映りません。焦りました。「BーCASカードを入れ直してください」と表示されるのですが、やり方がわかりません。慌ててテレビの裏を見たら、カードらしきものの入っているところがあったので、ここを押し直すと映りました。やれやれ。
さて、なんとか間に合いましたが、今年は「貴徳」という演目でした。これまた、武人系の舞で、一人で面をつけて舞っています。途中で鉾を持って舞うようになりました。匈奴の将軍「帰徳侯」を讃えたものだということです。
今年は2局とも武人系の舞でした。辰年だから勇壮な演目を選んだのでしょうかね?
ちょっと焦りましたが、無事に今年もこの2つの番組を見られてホッとしています。今年の正月は何かと直前に焦るけどなんとかやり遂げられる、ということが多かったです。そういう一年になるのですかね?