九份の豎崎路という階段の道に、提灯をいっぱい垂らした茶店があり、ここが九份の写真の定番スポットになっています。この店が有名なのでしょうが、この店を眺めるためには、反対側にある茶店に入った方が良さそうです。 ということで、あえて有名な赤い提灯の垂れた「阿妹茶樓」という茶店の向かいの「海悦楼茶坊」という店に入って座りました。その方が有名なスポットが見えるはずです。
梅ドリンク150元を注文。暑かったのですが、せっかくの景色を見るために外のテラスに座りました。これが13時56分頃。確かに、九份の定番の景色が見えますが、この店は 有名な店と同じ高さにあるので、下から見上げる形の、ちょっと有名な写真スポットは違うようです。
梅ドリンクを飲んで店を出て、下から茶店を眺められるようなフォトスポットがあるのかと思い、道を外れて軽便路という通りに曲がります。この道は昔の軽便鉄道の跡らしいのですが、とにかく、これが失敗で、このあたりで、どこにいるかわからなくなってしまいました。この通りを行ったり来たり、どこで元の豎崎路に戻れるのかがわかりません。スマホの位置表示もここではなぜか精度が悪く、しっかり位置を示してくれませんでした。
そこでやむを得ず、地元民らしきおじさんに聞いてみますが、あまり要領を得ません。仕方がないので、どこかよくわかりませんが、裏道の階段を上り、さっきの基山街へ戻ってみます。
その階段で、西洋人観光客に道を聞かれましたが、こっちが迷っているのですから答えようがありません。思わず、「At a loss」といってしまいましたが。この言い方でよかったかわかりません。どうも正しい言い方ではないようですが、とっさの英語などすらすら出るわけがありません。
結局、メインストリートの基山街に戻ることはできましたが、 さっきの豎崎路の階段がどこにあるのか分からず行きつ戻りつきました。ようやくその階段を見つけ、降ります。後でガイドブックを見ると、この階段のところにフォトスポットがあったらしいのですが、もうこの時は疲れていたので、まっすぐ降りてしまいました。写真を撮らないくせにフォトスポットにはこだわってしまう、やはり有名な景色を眺めたいのですね。