写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

12  2日目午前中 ホーチミン廟見物(2024年1月6日)

    ホーチミン廟前の広場に着くと、すごい行列です。入り口がわからず、とりあえず様子をうかがおうとして、まず右側に歩いていくと、若い警官か、それとも軍人なのか、わかりませんが、「ストップ!」といわれてしまいました。そこで入り口はどこか、スマホ翻訳で尋ねると、反対側との答えでした。

 

 タクシーが停まったのはホーチミン廟の正面の広場前でしたが、入口はそこから左にかなり歩いたところでした。入口まで乗せてくれたらよかったのに、と思います。10:30分頃、入口から入ります。列ができていて、日本人が後ろにいます。一列に並んで荷物検査。結構厳重ですが、その割にはチケットのチェックがありません。ガイドブックでは有料であるように書いてあったのですが、チケットを買うところも見当たらず、いいのかな、と不安です。

 

 結局チケットを買う機会はありませんでした。そのまま中に入れたのでタダだったのでしょうか?結局一時間ほど並んで、というか、少しずつ列をついて歩くのですが、ホーチミン廟の中に入ります。薄暗い部屋で衛兵が見守る中、「建国の父」的な存在であるホーチミン氏の遺体が防腐処理されて眺められるようになっているわけです。中は冷房がつけてあるのか、冷えています。社会主義国独特の、指導者の遺体を防腐処理して廟にまつる、という施設が、ここベトナムでもあるわけです。

 

 ただ、ベトナムの場合、ホーチミンは有名で、お札もみんなホーチミンの肖像ですが、それ以外に神格化されている指導者はいませんね。現在のベトナムも、共産党の一党支配で政治的自由はないはずですが、表面的にはタイあたりと変わりませんし、指導者の独裁や政治的弾圧が国際的に問題化しているといったことも聞きません。社会主義国ではあるのですが、「ドイモイ」政策で緩い部分があるのか、それとも表面化してないだけなのか、どちらなのだろうと思います。

 

 ホーチミン氏の遺体を安置している部屋を出ると、列は崩れます。外の広場では、衛兵が独特の歩き方をして行進しています。こういう衛兵は、台湾の中正紀念堂ややタイのワットプラケオでも見かけましたが、韓国にはいませんね。白い制服がカッコよくてイケメンに見えます。