写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

32  3日目夕方 窓の外はカルスト地形?(2024年1月7日)

 ベトナム統一鉄道の列車に乗り続けています。

 

 15時47分、おそらく初めてだったと思いますが、トンネルに入ります。このトンネル、ベトナムの最重要幹線にありますが、素掘りにコンクリートを巻き付けただけでした。脇の明かり取り用に空けた穴なのか、そこから脇の川が見えるところがありました。

 

 このあたりも大きな川の岸辺を走ります。ベトナムは水量豊かな川が多いようです。遠くにはタワーカルストらしき山が見えます。16時頃、川の向こうにセメント工場らしきものが見えました。小さいながらも中国の桂林のような山も見えます。

 

 このあたりでLesonという駅を通過しましたが、この付近で、かなり削られた山がありました。石灰岩の山なのでしょうか。どうもこのあたり、雰囲気から推察すると、カルスト地形のようです。

 

  一方で、尖塔を持った建物にも時々出くわします。キリスト教のようです。少し前には十字架の墓も見られました。 

 

 17時頃になって、車内放送から民謡調のベトナムの歌が流れてきます。なかなか情緒があって良いものです。

 

 17時14分にドンホイ駅に着きました。ここは大きな駅で、他の駅では3分停車程度ですが、ここは少し長く停車するようです。売店が多数あります。ところが、降りて買う人は少ないようでした。

 

 日本でプリントアウトしておいた時刻表では16:59着で15分ほど遅れていますし、 乗り遅れたら困るのでまた外には出ません。

 

 ただ、相席のおじさんは降りて買い物をしに行きました。鳥の足を買ってきたようです。家族3人でこれを分けて、夕食にしていました。一本ぐらいくれるかな、と思ったのですが、今度はくれませんでした。多分、家族でつけダレを共有していたので、一緒に食べにくかったのでしょう。 おいしそうですし、そういうことなら自分もドンホイ駅で降りて売店で何か買えばよかったな、と思います。

 

 18時前、日が暮れてきます。この列車、1泊2日で、昼に走る時間が長いので選んだのですが、実は一番景色が良いのが夜に走る中間地点だそうで、景色のいいところはこの列車では見えません