1月7日日曜日、この日は今回の旅の最大の目的、ハノイからホーチミンまでのベトナム統一鉄道の列車に乗ります。
5時10分にハノイ駅前のホテルをチェックアウト、ハノイ駅へ向かいます。
駅舎を抜け、ホームに出ました。ホームは日本式の高床式です。日本でネット予約して印刷しておいた紙のｅチケットを列車の入り口で係に見せます。係は携帯でそのチケットをチェックします。
ところが、一度車内に入った後、外に出されます。なぜか係の携帯に私の予約が載っていなかったらしいのです。予約がうまくいかなかったか、と一瞬焦ります。
ところがホームの途中まで来たところで係の携帯に反応があったらしく、車内に戻されました。焦りましたが、無事に乗れるようでホッとしました。乗ったのが5時30分頃。少しくたびれた車両でした。
ハノイ発ホーチミン行きSE７（スペシャルエクスプレス？）列車、7号車13番、二段ベッドの下段です。一等寝台ですが、4人一部屋のコンパートメントです。以前乗ったシベリア鉄道の二等寝台とほぼ同じものでした。
予約のとき、進行方向らしきものが表示されたので、進行方向前向きに席を取ったつもりでしたが、いざ乗ってみると、どうも反対側のようで、失敗したな、と思います。この時点では、なぜそうなったのかわかりませんでした。この謎は、後でわかることになります。
しばらくすると、ベトナム人の3人家族が乗っててきます。中年の夫婦と娘。コンパートメントの相客が悪いとせっかくの汽車旅行が台無しですが、一等寝台の乗客ですし、悪い人たちではなさそうなので安心。
行き先を聞くと、南部のBinh Thuanというところまで乗るとのこと。やはり日本で印刷しておいた列車時刻表では28番目の駅です。朝早かったせいか、売店等は見当たりませんでした。閉まっていたのかもしれません。
携帯を持ってきているので、車内に電源があるか気になっていたのですが、古い車両であるにもかかわらず、ちゃんとコンセントが2つついていました。これで携帯やWi-Fiの充電ができるので安心です。
