写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

01 1日目韓国へ 仁川空港とソウル(2015年1月8日)

 今度は2015年の韓国旅行記です。よろしければ読んでやってください。

 

    年末にグダグダして、こりゃダメだ、と思い、迷いましたが、旅行に出かけることにしました。現実逃避です。一応パスポートの切り替えだけはしていたので、韓国に久しぶりに行くことにし、ネットであれこれ予約して、昔会った韓国人の人にメールを送りましたが、反応なし

 

    もう連絡が途絶えて久しく、当時の携帯の番号が残っていたので国際電話をかけてみましたが、十数年の間に韓国全体の携帯の番号が変更になったらしく、通じませんでした。住所が残っていた人には速達の手紙を送りましたが、これまた韓国の住居表示が数年前に大々的に変わったらしく。しかも韓国人はむやみに引っ越しをするそうなのであてになりません。孤独な旅になりそうだなあ、と憂鬱な気持ちで出発。

 

 まあとにかく、2015年1月8日出発。札幌圏が大雪でダイヤ混乱のため、遅れてきたスーパーカムイ崩れの南千歳9:58発新千歳空港10:02着のエアポート92号にたぶん10数分~20分程度遅れで乗り込みますが、激混み。乗ろうとしたら文句言われました。

 

    何とか新千歳空港に到着。ガイドブックを買ってこなかったのでここで「地球の歩き方」を購入。見るとこの本女性向きになっていますね。昔は冒険旅行志向だったのに。ガイドブック自体、あまり置いていなくて、あまりガイドブックの需要がないのかな、と思いました。国際線のターミナルが新設されて初めての利用です。日本なので航空券の発券もスムーズ。ただ、私は昔から使っているドラムバッグみたいなのを持って行ったのですが、預かってもらおうとすると、キャリー付きのスーツケース全盛で「つぶれるから」といわれて機内に持ち込むことになりました。

 

    飛行機は「ジンエアー」というLCCです。ここが空いていたので利用しました。LCCってどんなのかな、と思います。航空券は往復3万ほどでした。大韓航空より安いですが、1万円ほどの差で、冬休みに思い立って予約したせいもあってLCCにしては高いようです。

 

    千歳空港も雪で混乱していました。国内線はごった返していましたが、国際線は平日でそうでもないです。まあまあ。出国手続きは簡素化されています。私の審査官は普通そうな人でしたが、横の審査官は長髪マスクの今どき風兄ちゃんでおやおや、こいつが検査官かよ、と思います。荷物検査もスムーズ。待合室で待ちますが遅れる模様。待合室の横のおじさんたちはタイあたりに行く模様。私以上に待たされていたようです。

 

   12:35発が13:00搭乗開始。出発したのは13:30ごろだったでしょうか。ジンエアー232便。雪の中を飛び立ちます。機内誌も機内放送もなく、乗組員も韓国人ばかり。機内放送も韓国語です。全然聞き取れません。景色も見えないし、ガイドブックを読んで予習。地下鉄のきっぷが廃止されて「交通カード」というキタカみたいなモノに一本化されたという記事を見て愕然。得意の汽車ぽっぽでまごつくようではこれからの旅行が不安です。大丈夫かなあ、と思います。軽食がでました。小さいおこわみたいなものとカステラ風の菓子。それに水。朝から食べていなかったのですが、LCCなので仕方ありません。ジュース類は有料ですが、ウォンかドルでないとダメのようで、買えません。

 

    朝鮮半島が見えてきてそれを突っ切り、仁川空港へ。15:40到着予定が16:30ぐらいになってしまいました。無事着陸。雪が全くないので、大阪にでも着いたかな、という印象でした。空港も関西空港かいな、という感じで、歩く歩道やエスカレーターを行きます。すると突然、地下鉄の駅になったのでびっくり。おや、と思って乗ったら、どうやらターミナル間をつなぐ無人電車のようでした。

 

    降りてから入国手続き。手続きはスムーズ。機内で渡された入国票を渡しますが、写真と指紋を採られます。昔、韓国人が指紋押捺拒否運動をしていたのだがなあ、と思います。両替をしたら6万円が50万ウォンちょっと。だいたい1万円=10万ウォンという感覚で、以前なら6万円が70万ウォンぐらいになったのに円安だなあ、とちょっと淋しくなります。

 

   とにかく、ついたので何か食べようと思います。地下についたのでフードコートしかありません。上に上がればちゃんとしたレストランがあるはずですが、疲れていて面倒なので、チャジャンミョンという韓国でおなじみの麺を食べました。フードコートは日本でもあまり利用しないのでちょっとまごつきます。味はまあまあ。6000ウォンぐらいです。だからフードコートの麺類が600円ちょっとという感覚。

 

    それから地下を歩いて空港駅へ。次の直通列車は18:30だとか。これは日本語で聞きました。その前に安い普通列車もあるのですが、大嫌いなロングシート車のようでしたのでやめます。交通カードを買って3万ウォン分をチャージ。ちょっとまごつきましたが、何とか出来ました。3万ウォンも使うかなあ、と思いつつ、なくなったら嫌なので余計目にチャージ。で、普通を何本か見送って直通列車に乗車。地下を抜けて橋を渡ると夜です。高速道路のオレンジの明かりは日本と同じですが、なんか駅の明かりが青白いのです。それは日本と違います。夜だから景色見えないなあ、と思いつつ、また地下に潜り、ソウル駅に。空港鉄道のソウル駅は地下のかなり深いところにあるようです。

 

    これまたよくわからないまままに、案内図に従って行くと、ソウル駅ってこんなんだったっけ?と思います。まあそれでも上に上がっていったん外に出ると、ようやく地理感覚がつかめました。

 

    また地下に行き、ソウル駅から地下鉄1号線に乗ります。一番古い地下鉄なので、ちょっとくたびれている雰囲気ですが、それでもホームドアが設置されていました。電車も新型に置き換わっていました。鍾閣駅へ。駅を出ると繁華街。夜ですが活気があります。屋台もでています。

 

 泊まるホテルは昔泊まった仁寺洞というところの世林ホテルというところへ。昔泊まったので迷わないだろうと思って歩くと、ほぼ迷わずに行けました。本当は江南地区の短期留学の時泊まったホテルの方が愛想がよかったのですが、どうも改装されて高級連れ込み宿になったようで、交通もちょっと不便だったし、今回はその前の時に泊まったホテルにしました。事前にインターネットで調べたら、バスタブ付きの中心街のホテルで一番安かったので、前も泊まったし、まあいいかと予約しました。それでも一泊日本円で6000円ぐらい。10数年前でも古そうなホテルでしたが、いくら利便地とは言え当時4500円ぐらいだったのに…、と思います。

 

    オンドル部屋に泊まりたかったのですが、インターネットで3・4泊目は満室と表示されて、ベッドルームにしました。それを二泊ずつ2回に分けて予約したので、予約の紙を見せたら、ちょっと戸惑ったようでした。ようやく理解してもらい、向こうは英語であれこれ言ってきて、こちらも英単語で答えます。一階のオンドルルームはおすすめではないようで、ベッドルームを見るか、一階は「noisy」だといわれましたが、オンドル希望なのでそのままにしました。中はまあこんなもんかな、古くさいですが、大型液晶テレビ付きでした。

 

   初日の夜寝る前に仁寺洞周辺をウロウロしたあげく、ホテル横の店石焼ビビンバを食べたのでした。8000ウォンぐらい。今回の旅行はほとんどソウルで、同じホテルに4泊したので印象が混沌としていて、どこをどう行ったのか、何をどこで買ったのかが判然としないところがあります。仁寺洞出口のコンビニ「GS25」新聞や焼酎、歯ブラシやカミソリを買ったのでした。

 

 疲れたのでさっさと寝ます。オンドル暖房思ったより暖かくないです。