写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

04 山口行き(1999年8月2日)

 今回は8月2日(月)の山口行きの話です。青春18きっぷを使いました。早起きしてバスに乗り、博多発6:52の電車で小倉に8:19着。ここで乗り換えて8:27分発宇部新川行きに乗りました。この電車はロングシート車で、これから長時間ロング車に乗るのか、と思ったら気が滅入りましたが、仕方ありません。

 

 下関から山陽線に入ります。山陽線の在来線に乗ったのは10年以上ぶりです。宇部駅で結構長い間止まって宇部線に入ります。宇部市の中心地は山陽線宇部駅ではなくて、宇部線宇部新川駅というところになります。宇部線に入ってから気がついたのですが、この電車、蜘蛛の巣が張っています。このあとも蜘蛛の巣電車に2~3回乗り合わせました。きちんと掃除していないのでしょうか?

 

 宇部新川10:02分着。1分待ちで10:03発の小郡行きに乗ります。次の琴芝駅で下車10:06。何でこんなところで降りたかと言えば、例の郵便局巡りです。実は私は昔、宇部市に住んでいました。中央局用とは別の通帳を用意して、昔住んでいたところの郵便局に行って貯金してこようと言う魂胆です。バスに乗って昔住んでいたところの近くの郵便局に行って貯金しました。ちょっとハンコが薄かったのですが、まあいいでしょう。

 

 ついでに私の出た中学校を見てきました。私がいた頃でもおんぼろだったのにまだ昔の校舎を使っています。でもこの中学はちゃんとホームページを持っていて、そこの情報によると、ついに建て替えになるということで見納めしてこようと思ったわけです。当時聞いていた話では、なんでも校舎の下を昔の炭坑の坑道が走っていて、鉄筋の建物を長い間建てられなかったのだそうです。

 

 中心部に戻り、宇部郵便局でもついでに貯金してきました。番号札の順番を間違えるという失態を演じましたが。バスの時刻が実にうまく行ったので一時間以内に2局回ることが出来ました。琴芝駅10:59発で宇部線の小郡行きに乗りましたが、2両連結のワンマン運転でした。昔は宇部線でもちゃんと車掌が乗っていたのに、変わりました。しかし2両目はドアが開かないという面倒くさいことになっています。宇部線は105系という三扉ロングシートの電車が使われています。小郡(現新山口着11:45。

 

 今度は山口線に乗りました。12:06発の12:28山口着。早速山口中央郵便局に行って貯金。これで7局目です。ここは対応が何だか間延びしていましたが、ハンコをきちんと押してくれたので問題なし。山口はきちんと観光したことがなかったのでサビエル記念聖堂瑠璃光寺五重塔を見てきました。しかし山口という町は確か県庁所在地の中では一番人口が少ない町ですが、実に田舎町です。県庁の裏が山になっていて田んぼがあるところは珍しいでしょう。 

 

 駅前の商店街でインド人のウエイターがいるカレー屋でインド風のカレーランチを食べたあと、14:57山口発で小郡着15:19。山陽線に乗り換えて15:22発で小倉まで行きました。もっとも増結で長時間停車の下関で途中下車しておみやげ用にかまぼこを買いましたが。下関駅も立派なホームがあるのに売店は撤去され、何だかうらさびしい雰囲気が漂っていました。関門トンネルを抜けたあと、筑豊本線に乗りましたが、これは次回に。