写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

09 鳥取から松江まで(1999年8月6日)

 さて、鳥取駅に着いた後、駅の横にある鳥取中央郵便局で貯金。これは問題なしでした。30分ぐらいしかなかったので混んでたらどうしようと心配だったのですが、杞憂に終わりました。

 

 「かにずし」と絵はがきを買って9:47の快速で鳥取を出発。2両連結のディーゼルカーはかなり混んでいましたし、進行方向逆向きの席しか取れず、ブラインドをおろしている窓が多く、景色を十分楽しめませんでした。かにずしを食べるのも気恥ずかしい感じですが、とりあえず食べました。少しずつ空いてきて、米子あたりでは大山も見えました。米子から電化区間に入り、高架の松江駅に11:55到着。

 

 松江は通過だけなら12年ぶりですが、昔、親戚がいて一週間ぐらい過ごしたことがあります。そのときから数えると19年ぶりです。まず、松江中央郵便局に行きました。地図でなかなか見つからず大丈夫かと思っていたのですが、行ってみたら駅前でした。

 

 この郵便局も空いていました。係の人は30代ぐらいの男性でしたが、慎重な性格らしく、ハンコを丁寧に押したようでした。ところが通帳を返してもらうと、あまりきれいにうつっていません。そこで「記念にしているのでもう一度押してくれませんか」といいました。すると横にいた係員が口を出してきて余計変になるのではないかというようなことを言いました。それでも「まあ、うまいことやってください」といってやってもらいました。慎重そうな係員は何度か練習をした後、押し直しましたが、松江の「エ」の縦棒の部分が写っていません。どうやらハンコ自体が欠けていたようです。仕方ないので釈然としませんでしたが、あきらめました。

 

 山陰本線は本数が少ないので次の列車は14時過ぎになります。久しぶりの松江なので、市内見物をしました。といっても松江城なんかは宍道湖にかかる橋を渡ったあとずっと遠くまで行かなければならないので、橋を渡って商店街を歩く程度にしました。松江の町は沈滞している感じで、古い感じの商店が多いのですが、パッとしませんでした。やよいデパートというのが見えて、昔、親戚のおばさんに連れていってもらい、電車図鑑や時刻表を買ってもらったなあ、なんてことを思いだしましたが、つぶれていました。

 

 なかなか進みませんが、次回は博多に戻るまでを書きます。