写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

08 2日目バンコク夕方 カオサン通り・トゥクトゥク・セブンイレブンなど(2020年1月8日)

 1月8日(水)の夕方、「ワットプラケオ」を出てからの話です。

 

 外に出ます。まず、近くに郵便局があったので入ります。坊さんがいます。私は初めて行った国では記念に切手を買うことにしています。「普通切手を記念に買いたい」と言うことを理解してもらうのに毎回苦労しますが。今回も結局15バーツ切手を3枚、ということに相成りました。なかなか各種の切手を1枚ずつ欲しい、という意思を通じさせるのは難しいものです。

 

 そのあと、広場のようなところの脇を歩いて行きます。疲れているので、どうしようか、と思ったのですが、せっかくですのでバックパッカーの聖地」と言われるカオサン通りに歩いて行くことにしました。広場の途中に観光バスが駐車しているところがあります。結構歩きましたが、広場の奥まで行って道路を渡り、少し進んで、カオサン通りに入ります。それなりの広さの通りなのですが、東南アジアらしい雑然とした雰囲気の店が並んでいます。安宿街から繁華街になったそうです。

 夕方になって屋台も出ています。一通り奥まで歩いて行くことにします。各種の屋台、マッサージ屋、Tattooショップもいくつかあります。Tattooなんて絶対嫌だ、と思っていましたが、こんなところに集団で来て、誰かがやろうと言い出したら成り行きでやってしまうかもしれない、そういう開放的な雰囲気バンコクの下町的雰囲気の繁華街です。

 

 ジュースや焼きそば、焼き鳥の屋台も多数あります。手に持ったプラスチックの容器に黒い虫みたいなものを並べて売る人も何人かいます。何だろう、と思ったら、どうやらサソリを揚げたか焼いたかしたもののようで、黒光りしています。とりあえず奥まで進んで戻り、今度は横の細くて暗い路地に入ります。あやしい雰囲気ですが、やはりマッサージ屋や服屋、食堂、その他諸々、それを抜けるとまた少し広い通りに出ます。これはラムブトリ通りと言うそうです。今度もテラス式の開放的な食堂やマッサージ屋、その他もろもろがあります。テラスでビールを飲んでいる欧米人もいます。

 

 また別の細い路地からカオサン通りに戻ります。食堂の敷地に入ったようで、先を進んでいた欧米人が戻りますが、こちらはそのまま突き進んでいくとカオサン通りに戻りました。

 とりあえず、疲れているし、私はマッサージが大好きなので、マッサージ屋に入ります。たくさんあり、客引きもされますが、だいたいどこもタイ式マッサージ1時間250バーツが相場のよう。一部に230バーツの店も見かけました。日本円で1000円前後ですから、これはやらなければなりません。まあ250バーツの店でよいかと思い、男性の店員に客引きされて、「カオサンスパ」なる店に入ります。

 

 結構きれいな店で、表側ではフットマッサージをしています。私は全身マッサージ希望なので、奥に入れられます。汗ダクの服を脱いで着替えをします。木の床にマットが並べられている部屋があり、そこに寝ます。足を洗ってマッサージ。タイ式マッサージはストレッチ的で足から始めるようです。足を伸ばしたり曲げたりしてマッサージをやります。その代わりツボの知識はあまりないような印象を受けました。

 

 1時間やってもらいましたが丁寧でした。ただ、疲れが全部とれたかと言えばそうでもありませんでした。外に出て椅子に座り、靴を履いて出ます。ですが、店員から「サンキュー」などとは言われません。タイはチップの習慣があるそうですが、チップを出し忘れていたからかもしれません。

 それはさておき、また通りをウロウロ。今度は食べ物、まず屋台で焼鳥を買います。確か20バーツ。軽く焼き直して出してくれたのですが、この焼鳥串が意外なうまさ。鶏肉がよいのでしょうか?タイの焼鳥はうまいな、と思います。続いて通りの入口付近にあったジュースの屋台でマンゴージュースを飲みます。30バーツ。店員は陽気な若い兄ちゃんでした。

 

 そしてどこかいいところないかな、と物色しつつ歩き、結局開放的でかつきれいそうなビアホールのような店で女性店員に客引きされて、名前はわかりませんが、メニューの写真を見てチキンの載った辛いライスを食べます。何かグリーンピースのような青い実がいくつか入っていて、どうもそれが激辛のようです。赤いピーマンが載っていますが、こちらは辛くありません。タイの食堂は水を出さず、水を別途注文するとペットボトルを持ってきます。それが案外高いのですが、激辛なので、水を一緒に注文してよかったと思います。これが187バーツ。こんな激辛チキンライス(チャーハン?)日本で食べたら閉口するでしょうが、タイの暑い風土の中で食べたら案外おいしいものです。米はもちろん長細いタイ米です。やはり料理は風土の中で形成されるものだと思います。

 そのあと、面白半分に黒いサソリを食べてみます。案外高くて100バーツですが、ものは試しですので買ってみることにします。食べてみると、ゲテモノ食いですが、味付けがよく、香ばしくておいしいです。これは意外でした。

 この時点で7時半頃でしたが、疲れていますので、ホテルに戻ります。ところがカオサン通りから駅前のホテルまで、適当な交通手段がありません。バスはあるかもしれませんが、タイ語オンリーの表示で、どのバスがどこへ行くのかさっぱりわかりません。

 

 ということで、これもものの試しで、面白半分にタイでよく見かける、小型の三輪自動車の後ろにふきっさらしの座席があるトゥクトゥクというタクシーのようなものに乗ってみます。もちろんメーター制ではなく、交渉で値段を決めます。カオサン通り入口にたむろしているトゥクトゥクの運転手の一人に、「バンコクファランポーンステーション」とかいうと、運転手は「遠いので200バーツ」といいます。こっちは「100バーツ」と言ってみます。結局150バーツで乗ることにしました。おそらく現地の相場からしたらかなり高いと思いますが、要領を得ないし、まあ、日本の物価水準と同程度か以下であればOK、という考えで臨むことにしました。そこまで押しも強くないし、交渉力もありませんのでやむを得ません。

 

 乗ってみると通りを猛スピードで突っ走ります。ふきっさらしですから手すりにしがみついてスリル満点です。そうかと思えばバンコク名物の渋滞にも巻き込まれ、なかなか進まないところもありました。まあそれでもしばらくして、駅の横の運河と思われる水路が見え、駅横のタクシー乗り場に着き、降ります。

 ホテルに戻る前にセブンイレブンに寄ります。夜ですから酒を買ってみます。やはり酔った状態で外国の町を歩くのは不安ですのでホテルで飲むようにしています。ですが、どうもタイ、という国の名物とされる酒の名前を聞いたとことがありません。コンビニで売っているものも、ビールとワイン、それに「スミルノフ」というウオッカらしき酒のカクテル程度。私はビールが苦手なので、結局、スミルノフの「梅酒味」を買いました。これが57(60?)バーツ。

 

 あと、朝にも買った「はなみ」というえびせん。今度は大袋で辛い味のもの。これが20バーツ。量がちょっと多かったです。そして甘いものを、と思うのですが、タイは暑いせいか、あんまりよさげなチョコレートがありません。そこでウエハースの「日本の抹茶」と表示してあるものを5バーツで買います。タイ文字が読めないので、多分パッケージのデザインとして用いられているのでしょうが、日本語や漢字表示のあるものばかりを買ってしまいました。

 ということでホテルに戻り、風呂に入って酒やお菓子を食べて寝ます。もっとも、あまり眠れず、翌日も早起きです。