写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

10 3日目朝 マハーチャイ線の列車が止まる(2020年1月9日)

 1月9日(木)の朝、タクシーに振り回されたあげく、ウォンウィエンヤイ駅について、7:40発の列車にかろうじて間に合いました。駅は日本のローカル私鉄の一部にもあるような、表通りからは見えにくい、路地裏風の平地に駅と一本だけ線路がある、という構造です。

 

 ただ、違うのはプラットホーム上に露店がたくさんでており、ちょっとした市場のようになっています。ここがそういう風になっているというのは知っていましたので、買い食いをするつもりでしたが、時間がなく、すぐ切符を買って乗ります。10バーツ。やはり窓口でのコンピューター発券です。自販機はありません。列車は昨日乗ったのとほぼ同じ、近郊型ディーセルカーです。この線はどうも私鉄が建設したものを国鉄が引き継いだ路線らしいです。ですから他の路線とはつながっていません。

 ウォンウィエンヤイからマハーチャイ(この時点では「1つめの終点」としか認識しておらず、名前が曖昧だった)というところまで行き、いったん列車を降りて、渡し船でターチーン川という川を渡り、バーンラム(これもメークロン線の始発、としか認識していなかった)というところに行きます。そこからメークロン線で終点メークロンへ。ここに例の線路市場があります。途中、途切れているのは鉄橋を架けることができなかったからでしょう。駅から埠頭まで、埠頭から駅まで、それぞれの行き方はとあるブログに掲載されていて、それを印刷して持参しています。

 列車が発車します。下町風の住宅街の裏路地、家はもちろん開放的です。うまく表現できませんが、百葉箱ぐらいの大きさで、台の上に小さな廟のようなものが載っている、ちょっとしたお祈りをするような施設も家の庭先によく見かけました。水性豊かで、熱帯林が目立ち、ジメジメした陰性の感じです。もちろん普通の椰子の木もたくさんありますが、ここでは台湾で見たような椰子畑のようなものはありませんでした。バナナ畑はありましたが。

 結局一房食べきれないので断念しましたが、タイのバナナは我々がよく見るフィリピンのバナナよりかなり小さいです。一房10~15バーツが相場のようでした。

 車掌の検札がやってきます。昨日も明日もみんなそうでしたが、タイでは駅の改札口がなく、信用乗車方式。といっても必ずすぐ車掌が来て検札をします。検札の仕方ですが、昔懐かしい検札鋏方式。検札鋏をがガチャガチャならして制服姿の車掌がやってきます。で、切符を確認して鋏を入れます。この線は短距離なので、車内販売でこれ、というものはありませんでした。

 学校がすぐ横にある駅もありました。タイの学校はどうも体育館を作らず、運動場の屋根を体育館状のカマボコ屋根にして、そこを体育の授業や集会用にしているようです。女子校だったのかどうか、一瞥しただけですが、朝の全校集会をやっていました。制服を着ている高校生相当の学生をよく見かけましたが、男女ともに日本の夏の制服のような服でした。校舎は日本並みのようでした。

 8時頃に行き違い設備のある比較的大きな駅に着きます。「ワットシン」というアルファベットの表示があったので、そういう駅なのか、と思っています。しばらく停まっていますが、行き違いなのだろう、と思っています。結構長く停まりますが、時刻表を持っていないのでこんなもんか、あるいはちょっと行き合い列車が遅れているのだな、と思っています。

 ここでまた「大事件」発生。車掌とは別の紺色の制服を着た職員が乗り込んできて、スマホの写真を客に見せています。そして、それを見た客は車両を次々と降りていくのです。私ものぞき込むと、なんと、線路が破断されています。保線状態が悪いので何らかの事情で破断したのでしょう。ということで、私も降りざるを得ません。そうは言っても、こんな訳のわからないところで降ろされても困り果てます。とりあえず、客がぞろぞろと向かっていく方向について一緒に歩いて行きました。

 茫然自失で、どうしたらいいんだろうと思います。さてどうなることやら。