写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

11 新潟の思い出(2001年8月14日)

 8月14日、善光寺見物の後、10:05長野発の飯山線に乗ります。この列車は2両のうち1両が「眺望車ふるさと」となっています。普通のディーゼルカーなのですが、座席が窓に向かって並んでいる逆ロングシート状態になっていて、川を眺めやすいようにしています。

 

 せっかくですからそこに座ってみましたが、結果はあまり良くなかったです。やはり、進行方向に向かって座る方が景色を眺めるときには自然である気がしました。まあ、車窓は山間部の路線で、悪くもないですが、絶景というほどではありませんでした。窓が開かないのも致命的です。朝を食べてこなかったのですが、横の人が駅弁を食べているので、買ってくれば良かったと後悔しました。

 

 12:43越後川口着。暑いこと暑いこと。30分待って13:15発の電車で新潟に向かいます。上越線も今までは夜に通過しただけの線です。長岡で長く停まったので駅弁売り場に行き牛めしを購入。長岡の駅弁はなぜか「白鳥」車内では売りに来ないので初めての購入です。15:14新潟着。

 

 新潟は、昔、シベリア鉄道に乗るとき新潟空港からハバロフスクに行ったので街に出るのはそれ以来です。そのとき駅前の「北越銀行」で急に思い立って当日朝、トラベラーズチェックの他に両替してドル現金を持っていったのですが、これが大変役立ったことを思い出しました。アエロフロートの支店も健在。新潟中央郵便局へ。駅から5分ほどのところですぐ見つかり、担当者はおばさん。ハンコは問題なし。

 

 そのあとかなり時間があるので新潟唯一の名所とも言える万代橋でも見てこよう、と思いました。途中ダイエーあり。実はシベリア行きの時、ここで電気かみそりを買ったのですが、なぜかハバロフスクについて探したらなくなっていたのです。待合室で箱を捨てたつもりがうっかり全部捨ててしまったらしいのですが、何であんなに愚かなことをしたのか、今もって疑問です。

 

 しかしやたら暑いです。橋の上にロシア人がいました。橋の上は風があって、多少マシです。でも暑い。汗たらたらです。ダイエーに行って少し涼まり、駅に戻って絵はがきを買います。

 

 徒歩で駅に戻って小さな地下街なんかをウロウロしたり、茶店でクリームソーダを飲んだりした後、17:18発快速「あがの4号」に乗ります。磐越西線も初乗り。途中カメラを構えている人がいたのでもしや、と思ったらC57の列車にすれ違いました。反対の窓側だったので細かく観察できませんでしたが。だんだん山に入ってダム湖らしきものが反対の窓に見えましたが、案外混んでいて反対に移動できません。

 

 そうこうしているうちに日が暮れます。しばらくして喜多方を過ぎ、19:50会津若松着。喜多方で泊まった方が都合がいいのですが、会津若松の方に良さそうなホテルが見つかったのでこちらに泊まります。

 

 今日のホテルは駅前ですからすぐ見つかりました。インターネット予約で税別4800円。このホテルは今までより立派で、どうも老朽化したため安くしているようです。愛想も良し。部屋も改装されていてきれいでしたが、ただ水まわりは古さを隠し切れませんでした。

 

 夜遅いこともあり、今日の夜はホテルで食事。中華料理のレストランがあったのでそこで食べました。「中国人シェフの味」と書いてありましたが、意外なことにリーズナブルで美味。こんなところで久しぶりにうまい中華料理を食べられるとは思いませんでした。その後当然ながら寝ます。