写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

02  鈍行で札幌行き(2001年6月10日)

 2001年の6月10日日曜日、もう19年前ですが、田舎暮らしを始めた当初、札幌まで鈍行で往復したときの記録が残っていました。ブログ継続のために何でもかんでも載せることにします。「これは何なんだ」と思われるでしょうが、昔の記録も全く意味がないこともないだろう、ということで読んでやってください。
 
  さて、この日は鈍行で札幌に行って来ました。早起きして6:12発。山線経由札幌行きに乗ります。3両編成ですが、乗っているのは3人、私の乗った最後部の旧国鉄型車両は他に誰もいませんでした。7:30にならないと改札員が来ないのでまっすぐホームにでて整理券を取ります。少しずつ客が増えましたが、倶知安まではさほどでもありません。
 
 倶知安に8時少し前につきました。ここで(当時あった)そばのカウンターが開いていたら食べようかと思ったのですが、開いていません。この駅ホームのそば屋が開いているのを見たことがないのでやっていないのかも知れません。ところが確認のため降りると私の乗っていた車両を切り離します。
 
 出発時に3両は長いなあ、と思ったのですが、ここで切り離すとは全く意外でした。車両運用の都合なのでしょうが、客が増える駅で編成を減らすとは。前の車両にいくと、クロスシートは誰かが座っているのでロングシートに座ります。嫌ですが仕方ないです。
 
 小沢で妙な青年が乗ってきて私の横に座ります。この人、やたらに他人に声をかける人で、向かい側の青年2人組の座り方を注意したり、そのくせ小樽で降りるときには「ありがとう」などといって降ります。まあ今時珍しい好青年とも言えますが、不思議な人でした。
 
 余市あたりで立席がでます。どうも余市~小樽間は慢性的に混雑しています。2両では運びきれないと思いますが、JRは車両を増やそうとしませんね。余市の人は文句を言わないのでしょうか?小樽9:16着。ここでいったん降り、小樽駅の精算所で料金2730円払ったあと、窓口で一日散歩きっぷを買います。札幌駅で払うと3000円を超すのでここで払うのがコツです。
 
 ホームに戻ります。6分停車ですから当然増結して札幌に行くだろうと読んでいたのですが、何と2両のままで満杯状態。これでは乗る気がしませんので見送り、9:43発の快速エアポートで札幌に行きました。札幌着10:18。見送ったディーゼルカーなら9:57に着きますが、ただでも満杯なのに手稲あたりではどうなったでしょうか。どうも疑問だらけの車両運用でした。
 
 ヤボ用や食事を済ませたあと、帰りますが、どうしようか迷いました。山線経由の方がいいように思ったのですが、11:26の次は14:11までありません。ちょうど12時すこし過ぎたところで中途半端です。天気も悪く、「よさこいソーラン祭り」もうるさそうなので、さっさと帰りたい気分です。
 
 結局13:07発の室蘭線回りに乗ることにしました。13:20発のエアポートでもいいのですが、札幌で他にやることも思いうかばなかったので、のんびり普通にしました。それでも多少時間があったので、地下街の足裏健康法をやってもらいました。本当は肩が痛いのですが、入りやすいのでここにしました。
 
 札幌13:07発の苫小牧14:26着。今度は711系で14:32発の東室蘭15:34着。で、30分ほど時間があったので周りを歩いてみましたが、雨天ですし、サティーで買いものする時間もないです。
 
 16:04発の17:41着。まあ本を読んだりウトウトしたりで駅に停まっている時間以外はさほど退屈でもなかったです。
 
   乗った感想ですが、小樽~余市間は恒常的に混んでいます。前に旅行した山陰線なんかもひどい混み具合でした。このところのローカル列車は短編成化や座席のロング化、撤去などが著しいですが、詰め込んで列車本数を浮かせようという魂胆なのでしょうか?もう自動車に移行する人はみんなしてしまい、ローカル列車に乗っている人は学生や老人といったやむを得ず乗っている人ばかりになって、ある意味殿様商売になっているのかも知れません。