写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

02 福知山から餘部鉄橋を渡って鳥取まで(2002年8月3日)

 2002年の旅行記続きです。8月3日に法事がありました。これは省略。その後の話です。


 なぜ福知山などというところで法事があるかというと、ここがもともとの先祖の地らしいのです。この辺は私の苗字がやたら多く、舞鶴から乗ってきた電車の運転手も同姓でしたし、墓場の周りも同姓の墓ばかりでした。

 

 このあと、実家のある岡山に戻るわけですから家族の車に乗ればいいのですけど、やはり私は車でまっすぐ帰るような人ではありません。餘部鉄橋にぜひ行ってみたかったのです。このあたりは高校のとき夜間に通過して、おそらくあれがそうだったんだろうと思われる地点は通過した覚えがあるのですが、昼に通ったことがなく、やはり昼間に一度通ってみたかったのです。餘部鉄橋もそろそろ架け替えとの話がありました。

 

 ということで福知山15:15発の電車で豊岡16:30着。ディーゼルに乗り換えて 16:43豊岡発です。

 

 いよいよ餘部鉄橋。でも、結論から言えば、なーんだ、という感じでした。確かに下に人家が見えるのは面白いですが、長さも短いし、鉄橋そのものが見えないのは興ざめでした。下から見たほうが面白いのでしょうか?明治の末だかにあれだけのものを作ったのはすごいし、それを(当時)今でも使っているということもスリル感をそそりますけれど。

 

 他にも一部海の見える区間もありました。あの辺りとか、羽越本線なんかにも海辺の漁村で山に張り付いて建っている人家がありますが、ああいうところに住むのって結構大変だろうなあ、と思います。

 

 17:50浜坂着。浜坂は兵庫県北部の田舎町です。乗り継ぎ時間がありますので外に出ると、土曜市でもするのか露店が立っていました。おこわやおもちを売っている店もありましたが結局買いませんでした。「かにと温泉と海の町」というキャッチフレーズの看板がありました。考えてみれば(当時)私が住んでいる田舎町と同じものが名物です。

 

 浜坂18:25発の鳥取19:10着でした。

 

 ホテルに入ります。スーパーホテルという、チェーンのホテルでかなり合理化を進めた感のあるホテルでした。もともとホテルはどこに行っても同じようなものですが、最近はチェーンのホテルが多く、ますますこの感が強くなっています。食事でも、と外に出ましたが、土曜の夜で町は騒々しく、その割によさそうな店もなく、結局駅の売店かに寿司の駅弁を買ってホテルで食べました。売店のおじさんはしきりに一個残っているうなぎ弁当を勧めましたが、やっぱりここではかに寿司でしょうね。