では水曜日午後の話です。
先生役の彼とわかれましたが、観光客もいないような中途半端なところ(地下鉄4号線総神大入口駅)に置き去りにされてしまったので、これからどうしたものか考え込んでしまいます。
駅構内をうろうろしていると「太平百貨店」という聞いたこともないマイナーデパートの入り口がありました。入ってみると雑然とした韓国に昔よくあったタイプのデパートで、デパートと言うより長崎屋やダイエーの古い店舗のイメージです。
以前の旅行で訪れたミドパ百貨店や釜山の太花・美花堂など、中心部ではこの手の百貨店は軒並みつぶれてしまいましたが、こういうエアポケット的なところにしぶとく生き残っているのかもしれません。
中に入って上の階に上がります。Yシャツが10000ウォンだったので衝動買い。店員がよってきてあれこれいいますが、わからないので「日本人です」といってしまいます。首周りを測ってもらいましたが、日本でも韓国でも測ってもらうとやたらに首がきついYシャツを持ってこられることが多いので、数字だけ韓国語で言って、それを見つくろってもらって買いました。
あとで韓国語の先生は、こういうところでバーゲン品を買うと同じ値段でも日本で買うよりいいものが買える、といっていました。
そのあと、4号線はソウル駅を通るのでソウル駅に行きました。中で「鉄道博物館」を見つけてここに入ります。500ウォンだったと思います。受付のじいさんは日本語で「2階もありますから」といっていましたが、なぜ日本人とわかるのでしょう。わからない人も結構多くて私に道を聞いてくる人なんかもいたりするのですが。
一階はたいしたことなかったですが、二階は結構な内容でした。帰り受付に「鉄道新聞」なるものが置いてあり、いくらかなあ、と思って物欲しそうに眺めていると受付のじいさんが「もっていってください」とくれました。本当にただなのか不明です。日本語の記事もありました。韓国には鉄道雑誌がないようなので、これが情報源のようです。
ソウル駅は何度も来たのですが、いつもあわただしく通り過ぎ、ゆっくり見たのは初めてくらいです。駅の奥と上がデパート(ギャラリア百貨店という高級店の支店です)になっているのも初めて気づきました。食堂街もあったので入ります。
中華料理屋は高そうだったので日本料理屋に入り、「モミル」つまり、ざるそばを頼みます。つゆも麺もわさびもなんとなく違うのですが、食べられないと言うこともなく、まあ△ぐらいでしょうか。5000ウォンです。