写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

02  働かないおじさん

   毎日ヘタレながらも仕事に行っているのですが、行ったら行ったで憂鬱な気持ちのまま一日を過ごします。なんだかうまいこと行かないのですね。

 

 もっとも、自分も「働かないおじさん」になっているという自覚があります。働かないと言うより、働けないというか、そんな感じです。近頃のIT化について行けないし、さりとて他の業務が得意なわけではありません。サボっているわけではないのですが、行くだけ行って、「役立たずだなあ」と思いつつ、一日を過ごしています。

 

 若いときから「仕事を間違ったなあ」と思いつつ、踏ん切りがつかずに勤め続け、でももう限界かなあ、と思うこの頃。いつも頭の片隅には「早期退職」の4文字が頭をよぎっています。

 

 近頃は65歳まで雇用継続、という流れになっているようですが、これはとても無理です。経済的に困窮するような事態になればしがみつくかもしれませんが、そういう事態になった場合は、職場自体が危機に瀕しているでしょうから、私なんか、どっちみち65歳まで働かない、働けないだろうなあ、と思います。でも私の年齢では年金支給が65歳からなんですよね。それまでしのげるのか、というと、それも心許ないです。

 

 でも、密かに「早期退職」を狙っている50代は多いのではないでしょうか。仕事にやりがいがなく、一方で独身や子なしカップルで、子育て費用の負担がない人たちには、どうしようかなあ、と思っている人が結構いるように思います。

 

 もっとも、私も含めて、少子化の原因を作っている人たちですし、高齢化の中で、こういう比較的若年でリタイアしようとする人たちが増えてくると、それはそれで日本の労働人口が減ることになるでしょう。

 

 賃金の面もそうですが、それよりもこういう人たちが心安らかに働ける職場作りが必要だと思いますが、どう思いますか?