先日ネットで、もうしばらくすると日本は医療と介護が最大の産業になる、ということが書かれていました。社会保険制度で成り立っている産業ですから、そんな国はもはや資本主義国ではない、と書かれていました。
そういう記事を読むと、早めに仕事を辞めて早めの老後を送り、早く死ねば、と思ってしまいます。その方が充実した最期を迎えることができそうです。身寄りもないのに長々生き続けるのは害悪であるように気がしてきました。
ネット記事で経済関連記事を見るたび、憂鬱になります。やれ1ドル=500円になるとか、令和恐慌が起きるとか、経済評論家は過激なことをいうので心配になります。ただ、全くおきない可能性がないか、といえば、そうではありません。
老人だらけでは、確かに医療介護が最大の産業になるだろうし、イノベーションも起きそうもありません。人口が同じでも、その内実が大きく昔とは違っています。タクシーの運転手の平均年齢が60歳、バスの運転手が54歳だそうです。トラックの運転手も49歳だそうです。そういう状態で産業が今後持ちこたえられるのか、と思いますね。
少子高齢化がもうどうしようもない段階に達していて、もう少子化世代が親となる年齢となっているので、「少母化」の段階に達しているからどんな対策をしたところで出生数回復は無理だということです。
私も結婚も子育てもせず50代まで来てしまい、もう結婚も子育てもあり得ませんし、若いときにもそれどころではありませんでした。社会的にはよくなかったのでしょうが、そういう選択肢はなかったように思います。
この年になってもいまだに「一人前」になったという気がしません。ですから職場では居心地の悪い思いをしています。ただ、今も早期退職を先案じをしながらも考えられるのは結婚子育てをしなかったからでしょう。
その唯一の希望ともいえる、「早期退職して時々旅行して過ごす」という余生の生き方が困難になりそうな昨今の雲行きです。何を希望に生きていけばいいのかな、と思います。