写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

20  ベトナム語と漢字 

 ここ最近は、また語学テキスト付属のCDを編集したものを夜な夜な聞いています。布団の中で眠りにつくまで、10カ国語ちかく(英・仏・中・韓・露・泰・越・広東・アイヌ語)を順番に聞いているだけですから、何の進歩もありません。ただ、音、というか、勝手に異国情緒を楽しんでいるだけです。

 

 本気でこれだけの言語をマスターできるはずはありません。これまでいくつかの言語をかじった経験がありますが、すべてモノになりませんでしたので、もう諦めています。

 

 むしろ、多言語とはいえ、同じスキットだけを聞いていると飽きが来るので、もう少し言語を増やそうか、と思っているくらいです。

 

 さて今日は、そのなかでも「越」こと、ベトナム語の話。ベトナム語は全く学習歴がなく、テキストを買ってCDを流してみたものの、第一課の「お会いできて嬉しいです」というフレーズすらいまだに聞き取れません。1年前から進歩がなく、何度聞いてもだめ。ベトナム語って発音がむちゃくちゃ難しいみたいです。

 

 テキストにはローマ字で表記されていますが、ベトナム語独特の符号がついていて、そのまま読めばいいものではないようです。クオック・グー」といって、元宗主国のフランス人宣教師が考案したものなんだとか。これが現代のベトナム語の表記方法です。

 

 ですが、中国の隣なので、もともとは漢字と、「チュノム」という漢字に似たベトナム独特の文字を併用していたそうです。ただ、それでは一般国民の識字率が上がらないため、この「クオック・グー」を普及させたということです。

 

 ですが日本人にとっては漢字併記の方が親しみやすいですね。そもそもベトナム「越南」ですし、クオック・グー」だって、漢字で書けば「國語」なんだそうです。本屋を探すと漢字併記の辞書がありましたが、ベトナム語の辞書など8000円もするし、本気の勉強ではないので購入は断念。それで、テキストに載っている例文の漢字表記を調べることはできないか、と思ってあれこれネットを検索しました。

 

 ベトナム語はローマ字表記とはいえ、「クオック・グー」は変な記号がついているので自分では打ち出せません。そこで翻訳サイトで日本語からベトナム語に訳し、それをこのサイトで漢字(あるいはチュノム)に変換します。

chunom.org

 テキストの最初のフレーズに「chào chị」と言うフレーズが載っていて、(女性への)「こんにちは」という意味なのですが、このサイトを使って調べてみると、chàoは口へんに朝という見慣れない文字。これが「チュノム」なのでしょうか?でも、日本語の手書き入力で「嘲」という字が出てきました。やはり漢字なのでしょうか?で、「chị」はそのまま「姉」という漢字。

 

 その次に男性への挨拶として「chào Anh」と言うフレーズが出てくるのですが「Anh」は「兄」という意味だそうです。これをサイトで調べると「偀」という字がでてきて、これが「兄」を意味するそうです。

 

 第二課に「事務職員」(nhân viên văn phòng)という単語が出てきたので、調べてみたら、一字ずつしか漢字化されないのですが、どうやら「人員文房」という漢字を当てることができるようです。なんとなくわかりますね。

 

 ベトナム語を全く知らないのに、こういうお遊びの記事を掲載していいのか迷いますが、ベトナム語をご存じの方、書いていることが間違っていたらご指摘ください。正しければ「正しいよ」という、というコメントもお待ちしています。